竹田昭彦・日誌(#01)・3月20日(水)
西本あつし墓・参り
平和行進の成功を祈願

JR両毛線国定駅出札口
=2019/03/20、高崎市国定町
JR国定駅から養壽寺へ向かう(右から)五十嵐成臣さん、山口逸郎さん、竹田昭彦
=2019/03/20、高崎市国定町
養壽寺へ着く=2019/03/20、高崎市国定町
養壽寺の西本あつし墓前で平和行進の安全と成功を願う竹田=2019/03/20、高崎市国定町
西本あつし墓石裏面
=2019/03/20、高崎市国定町
墓前で挨拶する五十嵐さん(右から2人目)
=2019/03/20、高崎市国定町
 4月15日、群馬県伊勢崎市国定町の養壽寺(ようじゅじ)に眠る、故西本あつしさんのお墓参りをしました。
 参加者は、東京都の山口逸郎さん(三重→広島コース)、同五十嵐成臣さん(岡山→広島コース)、同有原誠治さん(映画「一歩でも 二歩でも」監督)、神奈川県の竹田昭彦(宮崎→長崎コース)の4人です。
 天気は、晴れでした。

 9時7分、4人は、東京のJR上野駅発臨時特急「草津93号」に乗車し、国定駅へ向かいました。
 神奈川県横須賀市の米山幸子さん(沖縄→長崎コース)も参加でしたが、上野駅までの電車が遅れて間に合わず、取りやめとなりました。

 昨今は、首都圏の鉄道の長距離化が急速にすすみ、JRの東海道本線、東北本線、高崎線などが乗換なしで繋がりました。私の住む横浜市の戸塚駅から、群馬県の高崎駅まで、乗換なしの便利さです。
 反面、どこかで事故が起きると、運転停止の影響が大きいです。最近は、線路に飛び込む人身事故が多発しているようです。世知辛い世相の反映でしょうか。

 10時半、高崎駅で両毛線に乗り換え、11時過ぎ国定駅へ着きました。
 駅前で平和行進のリレー横断幕を広げると、通りがかりの年配の婦人から、声がかかりました。
 平和行進を知っておられる様子で、激励を頂きました。歴史の重みに感謝です。
 行進がすすみ、両毛線に沿った通路で、電車の通過を期待したが、通りませんでした。
 昨年は、電車の運転手が「ピー」と汽笛を鳴らし、激励されたので、「今年も鳴るか」と期待したのです。
 参照 takeda-a.net/18-4-15

 そのご、県道294号線に入り、対向車に手を振ると、大型トラックから手が振られ、嬉しかったです。
 長距離送のドライバーでしょうか。これまで、何回か平和行進を見たのかも知れません。

 駅を出てから30分ほど(1.7㎞)すると、養寿寺へ着きました。入口門のサクラの花は未だですが、境内のハクモクレンは満開でした。
 本堂裏の墓地では、献花の準備などでお世話頂いた、地本の3人とお会いしました。
 故西本夫妻の墓石の上に、リレー横断幕を掲げて焼香し、今年の平和行進の安全と核兵器廃絶を願いました。
 西本あつしさんが長生きされたならば、一緒に行進する機会があったと思いました。37歳(1925.1.21~1962.4.29)の若さで他界され、残念でなりません。
 毎年、命日の4月29日には、地本の方々が墓前祭を行っています。
 平和行進の通し行進者たちは、参加者の都合により命日前に墓参してきましたが、私は今年の墓前祭に参加しようと思っています。
 なお、通し行進者のお墓参りは、映画「一歩でも 二歩でも」を撮影した2015年からはじまり、今年で5回目です。
 参照 takeda-a.net/sab-page-10

 今年の平和行進や世界大会は、2020年の国連のNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議を見通した取り組みになると思います。
 それに向かって、核兵器禁止条約の批准国が増え、発効(50か国以上が批准)なることを願っています。
 そのためは、被爆者国際署名運動の取り組みを強め、日本政府が核兵器禁止条約に賛成・批准するよう訴えたいと思います。
 それには、全国の自治体から日本政府に対し、核兵器禁止条約に賛成・批准を求める意見書の決議が、大きな力になると思います。(3月現在367自治体で決議)

 米朝のトップ会談による北朝鮮の非核化は、たやすくすすみません。かりに、北朝鮮が非核化したとしても、米国の核兵器は存続するでしょう。
 全世界の核兵器廃絶を考えれば、北朝鮮の非核化と全世界の核兵器廃絶をリンクしてすすめることが大事だと思います。
 それには、日本と朝鮮半島の国民をはじめとする、全世界の国民との連帯運動が基礎となり、各国の政府を動かすことだと考えます。

 朝鮮半島の人々の被爆者は9万人といわれます。
 そのうちの爆死者は3万人を越えるそうです。
 参照 takeda-a.net/16-6-28
     takeda-a.net/17-7-04
 韓国原爆被害者協会の調査によると、「韓国人の被爆者は広島で3万5千人、長崎で1万5千人の計5万人」です。
 そのうち「生存者で韓国に帰国したのは2万3千人」だと聞きました。
 参照 takeda-a.net/a-korea16-02-22
 それらのことから、日本と朝鮮半島の国民が連帯した核兵器廃絶運動は、重要性が大きく高まっていると考えます。
とくに、日本と韓国は国交がある上、両国に米軍基地があり、「核抑止力」という米国支配の横暴が働いていますから、なおさらです。
 今年の5月下旬に韓国のソウルで、日本原水協と韓国のNGOらとの共催による、「非核・平和の東アジアのための日韓国際フォーラム」が開かれます。参加したいと思っています。

 
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