竹田昭彦・日誌(#02)・6月28日(火)  

長崎→広島コース
長崎市・平和祈念像から出発


 
朝鮮人爆死者の追悼碑で黙祷する(左から)キム・ジョングさん、イ・ジミンさん
=2016/6/28、長崎平和公園
 
 
長崎→広島コースが長崎を出発
=2016/6/28、長崎駅前
 
 
歓迎交流会でアリランを歌う(左から)イ・ジミンさん、キム・ジョングさん
=2016/6/28、長崎市
   
 今日は、長崎→広島コースの出発です。
 天気は、雨降りです。
 雨天は、数日つづく予報です。
 午前、キム・ジョングさん、イ・ジミンさん、五十嵐成臣さん、筆者の4人で、原爆投下爆心地、平和祈念像、長崎原爆資料館などを見学しました。
 私は、長崎市を何度か訪問しましたが、昨日、今日と、余裕を持って見学するのは初めてです。これまで、世界大会参加が主だったからです。
 初めて見る、被爆死者の追悼碑や原爆被害の跡もあり、たいへん有意義でした。
 朝鮮人の被爆死者追悼碑の脇の案内板には、当時、朝鮮人が長崎県内に約7万人、そのうち長崎周辺には3万数千人が在住していました。そして、被爆した人は約2万人、そのうち爆死者は約1万人だったと書いてありました。
 碑文には「強制連行および徴用で重労働に従事中被爆死した朝鮮人とその家族のために」と刻まれていました。
 午後1時、平和祈念像前で出発式が開かれ、長崎市長からのメッセージを大久保一哉平和推進課長から披露され、被爆者の谷口稜曄さんから激励を頂きました。
 行進は、雨天にまけず元気に出発しました。
 沿道に手を振ると、多くの人から手が振られました。長崎大学病院のところでは、大学生2人が飛び入りで行進され、別れぎわに「ガンバッテ下さい!」と激励され、嬉しくなりました。
 雨は、強く降ったり、小雨になったりのくり返しでした。市役所前では、屋上スピーカーから「大雨警報」の発令放送があり、ビックリしました。
 韓国の青年2人も、カッパを着て、終始先頭のリレー横断幕を持ち、歩き通しました。
 夜は、韓国の青年2人との歓迎交流会がありました。新婦人の韓国語を勉強している人たちの参加があり、乾杯の次に朝鮮の子どもの歌「ムクゲ」をハングル語の指導で合唱すると言う、初体験の進行でした。青年2人も大いに盛り上がり、「アリラン」を手拍子入りで披露しました。
 2人の今日の行動は、予想をはるかに超える驚きの感想でした。旅は長いので、元気に楽しく歩いて行きたいと思います。
 今日の行進は、4区間を参加者120~100人で6.5km歩きました。

 
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