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韓国ピース・ツアー(Ⅱ) |
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1 日帝強制動員歴史館・他訪問 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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訪問した都市は、釜山(プサン)市、大邱(テグ)市、慶州北道 星州(ソンジュ)郡です。 その間、平和関連施設、戦跡、サード(THAAD)ミサイル基地反対闘争現場などを訪問し、交流や連帯行動をしました。 以下、5回に分けて掲載します(時経列 不揃い)。 ☆ 3月22日午後 国立日帝強制動員歴史館(釜山市)を訪問しました。 韓国政府は、法律にもとづき2004年から12年間にわたり、朝鮮半島が日本の植民地だった時期に、日本政府が朝鮮国民へ行った強制労働の実態調査をしました。 その結果を、後世へ伝えるため、この歴史館が2015年12月10日オープンしました。 訪問冒頭、金右臨(キム・ウーリン)館長から、歓迎の挨拶と館の設立や、運営についての話しがありました。 館長は、「日本の植民地時期に朝鮮国民の3人に1人、782万7千355名が強制労働に動員された」(当時の人口約2500万人)と強調されました。そのうち、1,045,962人は、日本本土などでの強制労働だったそうです。 耳を疑うほどの多さで、たいへん驚きました。 展示室を見学すると、その内訳が詳しくパネル展示してありました(写真1段目)。 日本政府の厚生省発行の「国民労務手帳」や、軍隊手帳、従軍写真などが、展示ケースに山のように積んでありました(写真2段目)。 1人ひとりが、何処で、どのように働かされていたのか、明瞭な証拠です。 私は、これまで強制労働を漠然と画いていたが、実態を具体的に知る良訪問でした。 ☆ 3月23日午後 HEEUM日本軍慰安婦歴史館(釜山市)を訪問しました。 HEEUM(ヒウム)とは、「希望を集めて花を咲かせる」ハングル語の略語だそうです。 館内見学前に、館長から歓迎の挨拶と、館設立と運営の特徴についての説明がありました。 その後、質疑応答へ移りました。 若い職員の男女(研究員・ガイド役)への質問では 「なぜ、この仕事に就くようになりましたか」、との問に 女性職員は、『 「慰安婦」問題の活動している団体を知っており、大学院を卒業後、女性の人権擁護問題だと強く思い参加しました』。そして、「運営資金の物品販売をしていますと、一番買ってもらうのは、若い人たちです」、と答えました。 若い人は、興味が強く、何か役立ちたいと思っているそうです。 私は、これを聞き、若い人たちが未来を見つめていると強く感じました。 この歴史館は、日本軍「慰安婦」被害者たちが経験した苦痛の歴史を忘れずに記憶し、日本軍「慰安婦」問題の正当な解決のために働きかける設計です。 そして、問題解決を通して平和と女性の人権が尊重される社会を作るために尽力する「実践型歴史館」です。 展示参加行事、平和人権キャンプ、平和ツアーなどの体験プログラムが用意されてありました。 展示品を見て涙したのは、被害者が晩年、自分が描いた絵にハングル語でサインしようと、ハングル語の名前の書き方を、一生懸命に練習したノートを見たときです(写真3段目)。 日本の植民地時期は、ハングル語は使用禁止でした。名前も日本語を強制したのです。 10歳代なかばで日本軍「慰安婦」を強いられた少女も多く、母国語を学ぶことを許されなかったのです。 被害の実相の証言も、日本語だったそうです。 被害者の人数も10万名単位と言われています。 兵員35人に対して「慰安婦」が1人必要との、軍の動員下令あったようです(昭16年7月5日天皇裁可「関東軍特別大演習」)。 慰安所規定の資料もありました(写真4段目)。軍は、兵士に慰安所外出証を発行し、慰安所を運営管理していました。そして、軍の移動に伴う「慰安婦」の移動手配を命令した、電文の資料もありました。 この歴史館は、被害の「屈辱」だけにこだわらず、人権問題とした世界的視点で活動をしており、新たな感銘をしました。 |
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