竹田昭彦・日誌(#04)・5月13日(木)    

東京→広島コース
神奈川・横浜市を歩く

横浜市泉区・戸塚区の出発式
=2021/05/13、横浜市営地下・立場駅前
原爆被災者の会の横断幕を先頭に平和行進
=2021/05/13、横浜市
 5月13日、横浜市の泉区・戸塚区の行進です。
 天気は、小雨でした。
 10時、横浜市営地下鉄の立場駅前で出発式を開き、行進へ移りました。昨年は、行進の取り組みを中止したので2年ぶりです。
 出発式で挨拶した被爆2世の門川恵美子さん(74歳)は、爆投下後に米国が設置した原爆傷害調査委員会(ABCC)は、傷害の実態を詳細に記録するのが目的で、被爆者の治療には一切あたらないこと。その後(1975年)、ABCCは日米共同出資で放射線影響研究所(RERF)に改組され、現在も被爆者の健康診断などのデータを集積しているが、何に使われているか明らかにしていないと、被爆者の苦しみを話しました。今だ、その理不尽さに怒りを覚えました。
 行進は小雨降るなかで、2列渋滞で進みました。全員がマスクをし、訴えの声を出さず、絵解きや文字類でアピールしました。行き交う車窓からは、行進の主旨がよく見えたと思います。
 コースは、立場駅から旧米軍深谷送信所までの2㎞でした。密にならないよう行進できて良かったです。
 参加者は、出発式が75人、行進が60人でした。
 今年は、韓国でも平和行進がはじまりました。平和団体のスパーク(SPARK:平和と統一を開く人々)が音頭をとり、4月27日にプサン(釜山)を出発し、7月27日に38度線のイムジンカク(臨津閣)着を目指す、「南北鉄道連結・韓半島平和大行進」です。3ヶ月550㎞の行程で、プサンの出発では、兵庫県原水協から贈られた「なくそう核兵器」などの連帯旗を掲げました。私が韓国を訪問した一昨年の「条約に実効性がない」との見解から、大きく前進したと思います。かって、韓国から日本の平和行進に参加し、私と一緒に通し行進をした青年達が、参加しているのか気になります。
 参照 takeda-a.net/a-korea19-03-01  a-nikkan-sympo-19-06-01.html へのリンク
 なお、2019年6月1日に訪問したドラサン(都羅山)駅の手前が臨津閣(駅)です。

 
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