竹田昭彦・日誌(#47)・8月08日(木)    
世界大会・長崎 分科会
分科会2で スギルさん発言

分科会2で特別報告をするアメリカのジョセフ・ガーソンさん(中央)=2019/08/08、長崎市
分科会2で発言するスルギさん(右)と竹田
=2019/08/08
、長崎市
反核平和マラソンのランナーたちが長崎平和公園にゴール=2019/08/08、長崎市・平和公園
反核平和マラソン・ランナーたちとの交流会でアリランを歌うスルギさん(左)
=2019/08/08
、長崎市
 今日は、世界大会・長崎の分科会です。
 スルギさんと私は、分科会2の「非核平和の北東アジアと運動の役割」に参加です。
 天気は、晴れでした。
 行進が終わったので、天気のことは気にしなくなりました。
 9時30分、第2分科会が開かれ、議長団の紹介とすすめ方が提起され、はじめに、内外代表3人の特別報告かありました。
 午前中は、特別報告に対する質疑を中心にすすめられました。
 その中で、参加者の注目は、韓国の日本商品「ボイコット」運動に対する、韓国市民活動家の見方でした。

 多角的で活発な、質疑・応答があり、私のまとめは次の通りです。
 ① 日本の朝鮮半島の植民地支配について、日本の政府が真に反省しないことから、韓国の国民の中に不信がつのり、「ボイコット」が生まれる状況があること。
 ② 韓国の市民運動団体や活動家は、「ボイコット」運動をしていないこと。
 ③ 「ボイコット」運動が日本の国民の韓国の国民に対する感情悪化や、日本の右派勢力を勢いづかせることに心配していること。
 その上で、両国国民が率直に話しあう機会や交流を多く持ち、連帯した核兵器廃絶運動が、北東アジアの非核平和につながることで一致しました。
 午後は、参加者からの発言が主となりました。
 私とスギルさんが発言する場面がめぐり、私が、平和行進における韓国青年の「国際青年リレー行進」参加の意義を話し、スルギさんが、行進に参加した感想と今日の分科会の印象をふくめた話しをしました。
 スギルさんは、分科会の熱気を強く感じたようで、心を打たれたことを話していました。
 韓国語の同時通訳も、全体を通してあり、たいへんよかったです。
 午後5時45分、第37回広島~長崎反核平和マラソン(500㎞)のランナー30余人が、長崎平和公園の人間の像前にゴールし、私とスギルさんが出迎えました。
 スギルさんは、最後の10㎞を走る準備をしていましたが、体調がすぐれず、出迎えだけとなりました。
 今日は気温が高く、走るのがたいへんだったそうです。
 この反核平和マラソンは、新日本スポーツ連盟も参加する実行委員会が主催しています。
 参照 http://takeda-a.net/17-8-08
 夜は、マラソン・ランナーたちとの夕食交流会があり、参加しました。
 スルギさんは、日本語で挨拶し、余興でギターの伴奏で「故郷の春」と「アリラン」をうたい、喝采を得ました。
 夕食交流会後、宿の部屋で数人が、この反核平和マラソンの今後についての意見交換がありました。
 私は、脇で聞いていたのですが、各労組等の青年部員の減少により、青年ランナーの参加が少なくなり、世代交代が悩みといわれます。
 振り返って、37回続けてきたこととが、毎年、2階の窓から手を振っての応援、沿道からの差し入や寄付金を頂く等、主旨が伝わっていることに自信を持ち、さらに、知恵と工夫を凝らし、がんばろうとなりました。

 
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