32回 ヨロンマラソンを走る
2025年11月23日
竹田 昭彦

ウエルカムパーティー
=2025/11/22、与論町・砂美地来館
 
 
黒糖焼酎1升瓶を持って走る強者
=2025/11/23、与論町・スター前
 
 
4㎞過ぎの筆者
=
2025/11/23、与論町
 
 
30㎞過ぎ子ども達と走る筆者
=2025/11/235、与論町
 
 
 ゴールを踏む筆者
=2025/11/23、与論町
 
 加齢と共にスピードが落ち、走る時間が長くなりました。その分、視界や思考が広がりました。
 スタート後、直ぐに最終ランナーとなり、今年も後方に自衛隊のトラックが付きました。ところが、500m過ぎで私の後ろに、ランナーの居ることに気づきました。間もなく一緒になりますと、8時に起きたので、スタートが遅れたそうです。30歳代の男性2人でした。そして、ぶっつけ本番で、徒歩で挑戦すると言う。
 10㎞過ぎると、会話も少なくなり、マメが出来そうだとか、膝や腰が痛いと言い出しました。一緒にゴールしたいと思い、知恵を絞ったが、ハーフ過ぎの折り返し点で止めてしまいました。来年は練習して来ると言うので、再会が楽しみです。
 30㎞過ぎでは、大勢の子ども達が応援していました。一緒に走りそうな雰囲気を感じ、「走りましょう」と話すと、大勢が走り出しました。道路の全幅使用は、なかなか出来ないことです。私の後ろは、自衛隊のトラックだけで「安心・安全」です。
 見守っていたお母さんに、私のスマホを渡し、撮ってもらいました。後で分かったことですが、子ども達は町立の全3校の小学生徒達で取り組む「ひまわりキッズ」の皆さんでした。20年余年前から活動しているそうです。
 足の速い人も遅い人も楽しめる、事実上の制限時間の無い市民マラソン大会を、延々と続ける事は至難の業です。大都市への一極集中の政治が、次世代の担い手を困難にしているからです。子ども達は、ヨロンマラソン引き継ぐ宝です。
 40㎞手前で、フル百メンバーのSさんに追いつきました。ゴールまで頑張り、Sさんが1歩先にラインを踏みました。その瞬間を、前年も伴走された高校女子生徒が、素早くビデオに撮りました。その生徒は、来年3年生になり大学受験があるので後輩にサポートを引き継ぐそうです。
 ヨロンマラソンは、足の遅いランナーにとっては、世界1の市民マラソンだと思います。理由は、交通規制解除や制限時間が過ぎても、最後のランナーが通過するまで、走路員やエイド(給水・補食所)を全面撤収せず、沿道の観戦者も帰らず、応援されるからです。私の体験では、交通規制解除や制限時間になると、ランナーを強制的に収容するか、走路案内員やエイド人員などを引き上げてしまうからです。コースが分からなくなり、迷うこともありました。
 昨年の大会参照 marathon-24-yoron-2.html

 https://www.yoronmarathon.com/
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