2017年 ウズベキスタンを行く (5)
シルクロード “奈良・ローマ2万km”
《 シャフリサブス 編 》
わずかに草が生えた砂漠に放牧した牛の群れ
=2017/10/10、
モスクの「コク・グムバズ」前で記念撮影=2017/10/10
コク・グムバズの内壁。綿花のデザイン=2017/10/10
アミール・チムール青年像。後方がアク・サライ宮殿の一部
=2017/10/10
 アク・サライ宮殿北入口の
 右側の塔を復元した写真
 =2017/10/10
アク・サライ宮殿(北入口)を新婚さんが通る。後方がアミール・チムール像=2017/10/10
縁が分厚いサマルカンドのナン=2017/10/10
 10月10日(火)
 今日は、ブハラを車で出て、シャフリサブス(カシカダリヤ州)に行き、市内見学をします。
 その後、サマルカンド(サマルカンド州都)に移動します。
 天気は、日本からタシケントに着いた6日が寒く、その後は20度を越える暑さでした。
 夜は、10度くらい下がり寒いです。
 
 8時、ホテルを出て、シャフリサブスに向かいました。
 砂漠は、草の生えた所が多くなってきました。牛や羊の放牧が、時々見えるようになりました。
 ウズベキシタンは、綿花の産地です。水利のある地域では、綿花畑が延々と続いていました。収穫のピークは過ぎましたが、所々で手摘みをしていました。機械で摘むより、手摘みの方が良質で、値も高いそうです。
 家畜用のトウモロコシ畑もあり。冬場の餌用に、エンシレージ(サイロに入れて発酵)にするそうです。
 
 10時40分、カルシ(カシカダリヤ州都)でA380号線から別れ、北東へ進みました。
 カルシからタシケントに行くより、タジキスタンの首都、ドゥシャンペに行く方が近いです。 この道も、タジキスタンからキルギス、中国につながるシルクロードの一つです。

 12時20分過ぎ、シャフリサブスのレストラン「MAYSA」に着きました。
 ブハラから、走行距離270㎞、4時間余でした。道路の舗装は、良くなかったです。
 腕時計のGPS測定は、後で通過ルートがパソコンで見られるから、たいへん便利です。

 昼食後、シャフリサブスの見学に出ました。
 シャフリサブスの名前の意味は、「緑があふれている町」だそうです。2700年の歴史があり、中央アジアの古代都市の一つです。
 カシカダリヤ州の南部は、パミール山脈の山麓に位置します。裾野をアムダリア川が流れ、ウズベキシタン西部の砂漠より、緑が多いです。
 シャフリサブスを有名にしているのは、14世紀から16世紀初頭にかけて繁栄した、チムール王朝の建国者「アミール・チムール(1336~1405)」の生誕地だからです。
 当時の遺跡群が公園に整備され、モスクのコク・グムバズ、王朝の霊廟、宮殿のアク・サライなどが南北に連なっています。

 まず、レストランに近いモスクのコク・グムバズを見学しました。
 三つの円球状塔の青い色彩の輝きが、とても印象的でした。
 ここで、シャフリサブス訪問の写真を撮りました。
 綿花をデザインした建物内外のモザイクは、わかりやすく納得です(写真3段目)。
 遺跡群公園の中心広場に、アミール・チムールの若き像が天高く建っていました。
 その後方が、アク・サライ宮殿です。
 アク・サライ宮殿は、大部分が崩壊し、今は北側の入口(裏門)のアーチの一部が保存されているだけでした。
 それでも、入口アーチの両側に、22mの間隔で建つ塔が38mの高さで残っています。表面のモザイク色彩が、ブルーを基調にしており、美しく見えました。
 塔の元々の高さは50mでした。宮殿は、2階建の相当に大きな建物だったようです。
 塔の高さを「復元」した写真を買いました(写真上から4段目右)。
 見学中に、新婚さんが通りました。チムール像前で、記念撮影をしてきたようです。結婚式の季節だそうで、他でも見かけました。
 園内には、移動用の電動自動車があり、乗りました(有料)。公園の一部が遊園地で、吊り下げたゴンドラが、左右に揺れる大型遊具もありました。

 アミール・チムールは、死後の埋葬をシャフリサブスにしたいと願い納骨堂を造り、石棺まで用意していました。その石棺を見ました。実際に埋葬したのは、サマルカンドです。
 チムール王朝の中心都市がサマルカンドに移り、シャフリサブスに行く交通便が、良くなかったからだそうです。

 午後3時30分過ぎ、シャフリサブスからサマルカンドに向かいました。
 午後6時30分過ぎ、サマルカンドのホテルに着きました。
 ここに来るまで、予定の道の舗装が悪くて渋滞するから、カルシから直接サマルカンドに向かう道(A378号線)に迂回しました。
 しかし、こちらも同じような舗装で、2時間の予定が3時間になりました。走行距離は、145㎞です。
 直ぐ夕食となり、期待のサマルカンドのナンを、給仕の方が見せてくれました。話しの通り、縁りがとても分厚いです。重さも、1㎏以上ありそうです。中央の大きな空気抜き穴には、干しぶどうで塞ぎ、食欲をさそう模様にしてあります。食卓には、1㎝ぐらいの暑さに切って出します。
 ガイドさんの実家はサマルカンドで、旅の始めから自慢していたナンです。家庭の竃では、大きすぎて焼けないといいます。  
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