2017年 ウズベキスタンを行く (4)
シルクロード “奈良・ローマ2万km”
《 ブハラ 編 》
ブハラ旧市街地の中心にある憩いの池「ラビハウス」
=2017/10/09
神学校「ナディール・ディヴァンベキ・メドレセ」前で記念撮影
=2017/0/09
交易市場の刃物店でコウノトリのハサミを買う。左が店主
=2017/0/09
建築物の装飾や織物の型紙を売る露天商=2017/10/09
昼食のサラダ(左)とシャシリーク=2017/0/09
イスマイール・サーマーニ廟。右は室内上部
=2017/10/09
家の番をする少女=2017/10/09、イスチロハット公園
ブハラの市民市場アフコン・バザール」=2017/10/09
 10月9日(月)
 今日は、終日ブハラ見学です。
 ブハラには、昨夜と今夜泊まるので、移動がありません。

 9時、徒歩でホテルを出ました。
 泊まったホテル(アジア・プラハ)が、旧市街地の中心部で、前方の間近にモスクや、1620年代につくられた人造池のラビハウズや、メドレッセ(神学校など)が密集していました。
 ラビハウズは長方形で、四方から水面に下りる石段があり、水汲みなどに利用されました。
 その周囲は、樹木が木陰をつくっています。樹齢数百年の枯れた大木も、保存してありました。レストランや、チャイハナもあります。過去の賑わいを想像するのに、充分な雰囲気でした。
 その先には、1622年に建造されたイスラムの神学校(ナディール・ディヴァンベキ・メドレセ)があります。今は1階が観光土産店や工房になっていました。2階は寄宿部屋で、1人部屋だったそうです。見学は、できませんでした。
 神学校前の公園には、著名な神学者(フッジャ・ナスレッディン)が、ユーモアたっぷりにロバに跨がる像がありました。学生に人気の先生だったそうです。ガイドさんから、日本の鼠小僧のような逸話を聞きました。
 観光の人気スポットです。
 その前で、ブハラ訪問の記念写真を撮りました。

 その後、ホテルの東側を南北に貫くハキカット大通りに行き、隊商の交易で賑わった宝石商市場、帽子市場、両替屋などを見学しました。16世紀ころから続く、キャラバンサライの建物です。 
 市場のアーケット街には、円形の天井もあり装飾に威風がありました。疲れを癒やした浴場も、残っています。
 隊商が到着したときは、どれほど安堵し、商売に励んだことでしょう。
 目に見えるようでした。
 市場の現在は、主に観光客相手の店や工房になっていました。数店の店主が、日本の旅行ガイドブックに紹介されているページを開き、片言の日本語で呼び込みをしていました。
 ここにしかないという、特製のコウノトリをデザインしたハサミを買いました(写真上から3段目)。

 遺跡や建造物を一巡しながら、建造物が豊富で、説明に追いつけません。
  交通の要所や資源のある地勢は、他国や多民族、他宗派の利益拡大に狙われてきました。
 そして、支配者がかわります。
 それまでの建築物は破壊され、あるいは修正され、造形が変わります。
 その経過を、ガイドさんに説明されても、年号や人名がポンポン出て、人名をカタカナでどう書くのか、などと思っているうち苦痛になってきました。
 装飾の図形を、何とか理解したいと思っていたら、図柄の型紙を売る露天商がありました。原型の一端が分かり、先人の自然の観察と繊細なデザインに敬服しました。

 11時過ぎ、ホテルに戻り小休止です。
 12時過ぎ、ラビハウズのレストランで昼食をとりました。
 ブハラ風のシャシリーク(串刺焼肉)を食べ、ワインを飲み、隊商の一員になった気分でした。
 午後2時過ぎ、レストランを後に、西へ1.5㎞ほどのイスチロハット公園へ行きました。
 そこには、893~943年に建てられたサーマーン朝の霊廟(イスマイール・サーマーニ廟)があります。
 中央アジアに現存する最古のイスラム建築です。デザインも豊で朽ちず、感嘆しました。
 モンゴル襲来のときは、土中に埋もれて気づかれず、1925年に発掘されたそうです。
 私は、色々なイスラム建築を見た中で、最も分かりやすく感じました。色彩のない「原型」が、その後の推移を理解する基礎かも知れません。
 日本でも、お寺の山門や本堂を見ても、宗派などによる特徴が、単純に分かりません。

 公園の脇にトイレがあるというので、使用しました。個人宅で、少女が番をしていました。
 ウズベキシタンのトイレは、有料が多々あります。料金は、15円ほど(現地のお金で1000スム)です
 少女は中学生のようで、勉強をしながらの番でした。カメラを向けると、にこにこされました(写真7段目)
 座っている台は、夏場の野外ベット(普通は木製)です。砂漠地帯では蚊もおらず、快適だそうです。中国のタクラマカン砂漠の火炎山マラソンのとき、寝ているのを見て、びっくりしたことがありました。日本では、考えられないことです。

 午後3時過ぎ、イスチロハット公園を後にし、近くの市民市場(アフコン・バザール)に行きました。穀物類、香辛料、野菜、果物、日用品、雑貨、ペットボトルに入ったジュース類など、通路にはみ出し、賑わっていました。
 どの国へ行っても、市民市場見学は楽しみです。観光客向けの免税店は、買う気がしないので、この方が面白いです。
 これまで見たことのない、興味を引く物が必ずあります。そして、珍しい手土産を安く買えるからです。
 メロンを買って食べたかったが、ガイドさんから、「日本人が食べると下痢するからとダメ!」といわれました。
 中央アジアのメロンは旨いのに・・・。
 日本人に合わない物質があるそうです。
 半信半疑ながら、諦めました。
 この後も、モスクなど巡り、ホテルに着きました。 
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