コペンハーゲンマラソン

2013年 コペンハーゲン・マラソンを走る

竹田 昭彦
途中でコース案内をして頂いたラスムセンさん
最後にゴールした筆者=現地新聞より
 2013年5月19日(日)、デンマークのコペンハーゲン市で「コペンハーゲンマラソン」が開かれ、参加しました。
 1984年にも参加したことがあり、29年ぶり2回目です。
 天候は、前日の20度を超える暑さと変わり、前半に大雨が降って寒くなりました。
 最後方から2番目を走っていた私は、19`b付近で自転者に乗った役員から歩道を走るよう言われました。
 その後、矢継ぎ早に交通規制解除や、ランナーの誘導、給水など止めました。
 そのとき、スタート後の3時間で、そうなる運営を知りました。
 コースは、市街地を何回も曲がって走る迷路のようです。
 スタート1`b過ぎから、私の前を走っていた地元の婦人は、歩道に上がるとリタイアしてしまいました。
 その婦人がコースを熟知し、ゴールまで行くだろうと思い込み、頼りに追走してきたが、目標がなくなり、がっかりしました。
 それでもゴール目指し、ランナーが捨てた紙コップや、食べ物の包装紙などを頼りにコースを探して走りました。
 給水所がなくなったので、水が残ったペットボトルを拾って飲み、のどの渇きを癒やしました。
 雨に濡れたコース地図も、印字が消えて頼りにならず、コースを聞きながら、行き過ぎたり戻ったり、あるいは途中の一部を自転者で誘導してくれる人の助けもあり、全コースを走ることができました。
 助かったのは、後半になっても1`b毎の距離表示の看板と、5`b毎の通過タイムの自動計測装置は撤去されず、あったことです。
 制限時間がないと聞いていたが、走るレベルが高く、参加者約13,000人中、完走者9,139人で、9,000人くらいが5時間以内にゴールしていました。
 5時間以内でゴールする見通しのない人は、はじめから途中まで走る目標のようです。ペースメーカーも、5時間までしかおりませんでした。
 6時間も、7時間もかかって走る、スピードのない人を受け入れる大会でないことが分かりました。
 私が、7時間を超えて最後のゴールだったのが珍しいようで、インターネットのニュースや地元紙に掲載されました。
 掲載新聞記事を紹介します。
 「今年のコペンハーゲンマラソンの優勝者は、モロッコ出身のR・Kirsi氏で、タイムは2時間17分22秒でした。しかしながら、タイムを7時間6分57秒で最後にゴールインした竹田昭彦氏の喜びは、これに劣らぬものがあった。竹田氏は沖縄(神奈川の間違い)の出身で72歳。1日の労働時間の大半を走行に費やされた。カメラのポーズをとる前に、みんなの前で4回お辞儀をした」
http://www.copenhagenmarathon.dk/
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