ケープタウンマラソン

2013年 ケープタウン・マラソンを走る

竹田 昭彦
完走メダルを貰う=2013/9/22、7時間10分台でゴール
ビクトリアの滝=2013/9/23、ジンバブエ側より
ゾウの親子が見学ジープの前を通る=2013/9/25、ボツワナ・チョベ国立公園
 2013年9月22日(日)、南アフリカのケープタウン市で「第7回ケープタウンマラソン大会」が開かれ、参加しました。
 大会のスタート・ゴール地点は、サッカー2010年のワールドカップが行われた「グリーンポイントスタジアム」の前です。
 コースは、市の中心部の市役所やケープタウン駅方面を通り、市街地へ出て、同じ道を通らず戻ります。
 沿道の応援は、少ないでしたが、テーブルマウンテンなどの景色がよく見えました。当地は冬ですが、重ね着をしていた長袖シャッツを途中で脱ぎ、ランニングシャッツで走る日和でした。
 フルの参加者は、約2300人で、後部のランナーはバラバラでした。後部を走る私は、コースを間違うのが心配で、ペースの似たランナーについて走りました。
 距離表示は1q毎にありました。交通規制は、片側車線か、1車線のみでした。交差点などに誘導員がおりましたが、一時的に通行止めにあったランナーもいたと聞きました。
 ゴールまでの制限時間は、8時間ですが、私が1qを10分前後で走っていると、30qころから給水所を片付けはじめました。
 給水は、水とコーラーで、2.5q毎にありました。水は、テッシュペーパーより小さ目のビニール袋(6.5×11p)に詰め、冷やした優れものです。走りながらパックを破るのに手間がかかったが、持っても走りやすく、初めて見るアイデアでした。
 私のゴールのタイムは、7時間10分45秒でした。
 ケ−プタウン市は、アフリカ大陸の南方で、約500年前、ポルトガルの航海者バスコ・ダ・ガマが大西洋からインド洋への海路を発見した喜望峰で有名です。
 アフリカ大陸の南端は、喜望峰(ケープ半島のケープ・ポイント)と思っていたが、実際は喜望峰から東へ170qほど離れたケープタウン市外のオバーバーグ地方のアクラス岬(東経20度付近)だと知りました。
 そのアクラス岬が、大西洋とインド洋の境目です。
 ケープタウンマラソンに参加しようと思ったのは、南アフリカ隣国のジンバブエとザンビアの国境にある、ビクトリアの滝を見たかったからです。
 そして、マラソンの制限時間が8時間だったので、勇んで行きました。
 ビクトリアの滝は、世界3大滝の一つと言われます。
 他は、米国とカナダの国境にあるナイアガラの滝と、ブラジルとアルゼンチンの国境にあるイグアスの滝です。
 これで、3大滝をマラソン大会参加とセットで見学することができました。
 それぞれの滝には、落差、幅、水量などに特徴があり、どれも優劣をつけがたい迫力でした。今回見学たビクトリアの滝は、乾季で水量が少なく、滝の幅が繋がらないところもありました。雨季なら、川の水位が上がり、迫力が増すと思います。滝壺の下流に架かる、ジンバブエとザンビアの国境線の橋から飛び込むバンジージャンプ(約100m)は、世界的に有名だそうです。飛び込むのを見たが、落っこちないかとハラハラしました。
 今度の旅では、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナの4カ国を訪問しました。どの国でも、動物と共存・共生している姿を強く感じました。ホテルの庭に牙を持ったイノシシが出入りしたり、ボツワナのサファリー(チョベ国立公園)で見たゾウ、ヒョウ、シマウマ、キリン、カバなどが、人間が近づいても逃げたり、人間へ向かってませんでした。人間が自然の一員として調和した印象です。
http://www.capetownmarathon.com/
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