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韓国の尹大統領罷免
若人のペンライト旋風

 
「韓国進歩連帯」との交流会(正面奥が韓国進歩連帯の代表団)
=2025/03/04、ソウル市中区
 
 
韓国進歩連帯ハンチュンモク共同代表の挨拶
=2025/03/04、ソウル市中区
 
 
「市民の会・独立」との交流夕食会で挨拶するユンクニョンユン国会議員
=2025/03/04、ソウル市
 
 
「スパーク釜山支部」との交流会(奥側がピョントンサの人達)
=2025/03/06、釜山市蓮堤区
 
 
 ピョントンサ・プサン支部ソンキジョン共同代表(右)と筆者(左端)
=2025/03/06、釜山市蓮堤区
 
 韓国のユンソンニョル(尹錫悦)大統領が、4月4日罷免されました。「非常戒厳」理由の「国会で議案が通らない為」が通用しませんでした。私は3月上旬、日朝協会結成70周年記念「植民地支配の歴史をたどる」ツァーで、韓国のソウル、テグ(大邱)、プサン(釜山)などを訪問しました。そのときの見聞と合わせ、一端を見てみます。
 昨年12月「非常戒厳」が宣言されましたが、国民の素早い抗議運動で解除されました。そして、尹氏の罷免運動が日々に増し、延べ数百万人もの集会へ広がりました。その多くは若人で、半数以上が女性でした。
 ソウルや釜山などで、集会を呼びかけた主要団体の幹部達との交流会では、予想以上の若人の参加で「驚いた」と聞きました。若人達は、アイドルのK-Popの歌を歌い、応援のペンライト(大型)を振り、短期間で参加者を広げたそうです。その先進的な背景を総括中とのことでした。
 その一つに、若人や女性らから性的な差別撤廃や、ジェンダー平等を求める運動の急速な発展があると言います。又、尹氏が罷免されると確信し、野党候補の一本化を進めていました。
 ペンライトは、2016から17年に起きたパククネ(朴槿恵) 大統領の職権乱用や収賄などに対し、罷免を求める大規模な集会などで、ロウソクをかざした「ロウソク革命」後のグッズの発展です。嵐が吹いても消えず「闇を照らす」と言う、若人の民主主義擁護の意気が込められています。もう一つ、これまで労組や団体の旗が主だったが、個人の手製の旗やプラカードなどが増えたことです。その広がりは、SNSでまたたく間に全階層に支持されて怒濤となり、非暴力行動に徹しました。
 韓国で性的な差別やジェンダー平等運動が大きく変化したのは、1991年8月にキムハクスン(金学順)さんが、元日本軍の従軍慰安婦だったことを、韓国で初めて名乗り出たときと言われます。その半年後(91年1月)には、日本政府の公式な謝罪を求める水曜集会が日本大使館前で開かれ、ツァーの訪問の時は第1690回目でした。水曜集会には、韓国全土から多くの若者達が切れ目なく参加して発言しています。平和の少女像も、全土に百数十ヶ所建てられ、アメリカやドイツにも建ちました。その影響は絶大と思います。また、徴兵制の義務が男性だけに課せるのは「性差別だ」と、若い男性の声の広がりも知りました。
 ツァーのプサン訪問では、ピョントンサ『平和と統一を開く人々=SPAK(スパーク)』プサン支部の方達と再会しました。来年ニューヨークでの第3回原爆投下を裁く市民法廷国際会議へ来て下さいと言われました。「行きます」と返事をしましたが、加齢がすすみ心配です。
 参照 23-06-07.html

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