竹田昭彦・日誌(#03)・6月25日(火)    
役所の一歩に感激

串間市役所訪問。右端が塔尾勝美総務課長
=2019/06/25
、串間市役所
串間市議会山口直嗣議長から激励のメッセージを頂く=2019/06/25、串間市役所
「国際青年リレー行進」タスキでアピール
=2019/06/25
、日南市
日南市を行進=2019/06/25、日南市
 今日は、串間市、日南市の市役所訪問と行進です。
 天気は、薄曇りで、さほど暑くなりませんでした。
 7時55分、宮崎市の宿を宣伝カーで出て、10時、宮崎県最南端の串間市役所へ着きました。
 「通勤」に長時間かかったが、日南海岸国定公園を走る景観に見とれました。
 市役所訪問では、総務課長とお会いしました。
 懇談の中で、原発問題が話題になりました。
 市では、いっとき九電の原発建設計画に対する賛否問題があったが、東日本大震災を契機に白紙撤回されました。
 その後、自然エネルギー利用の施策がとられ、今年度中に風力発電機23基が完成するそうです。
 総務課長は、「ここから見えます」と話され、応接室の窓から、その一部が見えました。
 風力活用の他にも、小水力発電、地熱発電、バイオマス発電等の構想もあるそうです。
 展望として、ジオパーク登録も考えているそうです。
 10時35分、出発式が開かれ、総務課長から市長メッセージが披露され、議長からメッセージを頂き、各協賛金も頂きました。
 市の平和事業としては、毎年、8月6日、9日の広島、長崎に原爆が落とされた時間、15日(終戦)の正午に、全市118か所のスピーカーで、鎮魂と平和を願い黙祷を呼びかけています。
 市庁舎の1階フロアーでは、毎年原爆写真展を開催しています。今年は、8月6日~15日です。
 行進へ移ると、行進団の「一歩でも二歩でも」のお願いで、総務課長、議長が公道へ出るまで一緒に歩かれました。
 その様子に、わたしより高齢の婦人が「初めてだ」と感激、「市役所内だけ歩く」といっていたのを、頑張って全コース歩かれました。
 また、出発式でリレー横断幕を持たれた85歳の男性は、「歩きたいが、足がわるくて歩けない」と言われ、出発式だけの参加でした。
 お聞きしますと、何十年も行進に参加してきた方々です。歩けなくとも、式には参加して「行進を見守りたい」との思いが、ひしひしと伝わってきました。
 平和行進61年の歴史は、年齢構成や規模の大小が色々あっても、休まず続けてきたことが重要と思いました。それが、国連の核兵器禁止条約採択に繋がったのです。
 日本国民がやらなければ、誰がやるのでしょうか。
 串間市の行進を後に、次の日南市役所へ宣伝カーに乗って移動です。
 午後1時、日南市役所で出発式が開かれ、市の幹部職員から被爆者国際署名139筆が託され、市長、議長からの協賛金を頂きました。
 行進へ移ると、「一歩でも二歩でも」のお願いで、幹部職員が公道へ出るまで一緒に歩かれました。
 どの自治体でも、「一歩でも二歩でも」のお願いをしますと、賛同を頂き、足取りに弾みがつき、たいへん嬉しく思っています。
 市民と自治体の核兵器廃絶運動の連携が、さらなる発展になるでしょう。
 行進コースは、市街地周回です。途中の宮崎生協日南店では、職員から激励の手が振られ、ありがたく思いました。
 午後2時、行進が市役所へ着き、今日の行進終了です。帰路は、2時間ちかくかかりました。
 今日の行進距離は、2か所を10人前後から30人で2.2㎞歩きました。

 
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