上海マラソン

第8回 上海マラソン

竹田 昭彦
第8回上海マラソンで応援の子ども達とパチリ=2003/11/15
上海のリニアカー=2003/11/16
 2003年11月15日(土)の上海マラソン(第8回)を走ってきました。
 フルの部の申込者は、昨年(02年)の252名(中国126名)より、中国のランナーが7割ほど増えて、全338名中の210名でした。
 今回のハーフ部の中国人申込者が、1898名ありましたから、来年はフルを走る中国のランナーが更に増えると思います。
 私は、去年と同様のタイム5時間3分でゴールしました。
 上海到着日(13日)に、上海空港から世界初のリニアカー(磁浮列車)へ乗ろうとしたら、土、日曜だけの運行でダメでした。
 そのかわり、帰り(日曜)に乗りました。
 30㎞の路線を8分で走ります。時速431㎞の車内表示が出て、その速さを外の景色を見ながら納得しました。これに乗るのを楽しみにしていたから、たいへん満足しました。
 毎日運行しないのは、料金が75元(約1100円)と高価な事と、上海の中心街まで行かないため(地下鉄で乗り継ぎ)、利用者が少ないからのようです。
 長距離鉄道列車に乗ろうと上海駅へ行ったら、乗車券を持っていないと、正面から駅舎に入れませんでした(裏口はOK)。規制をしていたようです。
 乗車券の買い方も分からず、うろうろしました。駅舎には、24間営業の食堂や御飯をパック詰で売る店があり、利用しました。
 北欧に行ったときも、店が平日の夕方に全て閉まり、土日休みが徹底していが、長距離列車の中央駅は開いていたから、何度も利用した覚えがあります。
 鉄道列車に乗ろうと思った動機は、この3月、政府の戦没者遺児の中国慰霊団に参加したが、父の戦没地へ行けなかったことです。慰霊祭は、宿泊ホテルの一室で行われ、祭壇に線香をあげることも許されませんでした。これは、日本が犯した侵略戦争の歴史認識を、現政府があいまいにしている事と大きな関係があります。
 そこで、個人で鉄道列車に乗って現地へ行くしかない、と考えたのです。
 来年は、上海マラソンに参加しながら、父の戦没地を訪ねたいと思います。
http://www.shmarathon.com/home.dhtml
copyright(c) takeda akihiko all rights reserved