2017年 ウズベキスタンを行く (2)
シルクロード “奈良・ローマ2万km”
《 ウルゲンチ、ヒヴァ 編 》
ウルゲンチ空港近くの車中で記念撮影=2017/10/07
ヒヴァの「イチャン・カラ」の城壁=2017/10/07
イチャン・カラ西門前で記念撮影=2017/10/07
イチャン・カラを塔から撮影=2017/6/7
イチャン・カラで食べた「シュヴィト・オシュ」
=017/10/07
焼きたてのナン(左)と成形中のナンに串で刺す
=2017/10/07
ナンに模様付するチャチチの木製(左)と金属製。右は金属製の底面
綿花をデザインの食器類。右は購入した大皿
 10月7日(土)
 今日は、タシケントから、西のウルゲンチに移動し、ウルゲンチ、ヒヴァの見学です。

 9時20分、ウルゲンチ空港に着きました。
 ウルゲンチは、ウズベキシタンの行政区13州の一つで、ホラズム州の州都です。
 ウルゲンチは、遺跡の観光目玉が少ないようす。市内見学をせず、専用車で南のヒヴァに行きました。
 ウルゲンチ訪問の写真を撮る場所はなく、空港から離れた車内で撮りました。
 なお、空港の内外は、撮影禁止でした。

 11時、ヒヴァのイチャン・カラ(内城)に着きました。西門近くのホテルに荷物を置き、直ぐに見学です。
 イチャン・カラは、中央アジアと西アジアのイスラム教遺跡のなかで、無傷で残る唯一の内城といわれます。全体がユネスコ世界文化遺産に登録されています。
 城内には、モスク、ミナレット(塔)、メドレッセ(神学校)、廟、キャラバンサライ(隊商宿)、工房、ホテル、レストラン、チャイハナ(喫茶店)、住居、バザール(市民市場)などがあります。
 そして、イスラム教の聖都ともいわれ、現在も信者が訪れています。延々と息づく、城壁博物館都市です。
 イチャン・カラの周りは土壁で囲まれ、壁の底辺の厚さ5~6m、高さ7~8m、延長2200mです。内城の広さは、約26haです。
 内城の外側にも、全長6㎞の外城(ディシャン・カラ)の壁があったそうです。その壁は、現在ごく一部が残っているだけでした。

 ヒヴァの有史は2500年といわれ、城壁都市の基礎は、10世紀ころにできたそうです。
 現在のイチャン・カラの建造物の装飾には、煉瓦にタイルを焼き付けた部材が使われ、映えて見えました。時代とともに建造工法、色彩、デザインなど変化しますが、その説明を聞いても、覚えられませんでした。
 建造物の一部には、伝統的に天井を支える木柱が使われ、親しみを感じました。
 木柱には、細やかな彫刻や太さを変える曲線美があり、日本の寺院で見るストレートの円柱と違う美感でした。木は、乾燥地帯なので、朽ちにくいそうです。

 ヒヴァは古代から、ペルシャ(イラン)などから、中央アジアに出る、要所として栄えてきました。ある時代には、首都にもなりました。
 また、ヒヴァは、中央アジア最大の奴隷市場だった歴史もあります。
 ヒヴァの南約9㎞先は、トルクメニスタンです。そして、トルクメニスタンの南側は、イランとアフガニスタンです。

 12時15分、昼食は、イチャン・カラのチャイハナ「ミルサボシ」でした。
 ここで食べた、うどんに香草を入れた「シュウィト・オシュ」は、旨かったです。
 盛りうどんに肉の煮込みを乗せ、サワークリームもつけてあります。うどんの緑色が鮮やで、食欲をそそりました(写真上から5段目)。
 料理名のシュヴィ・オシュは、現地語で香草入りの料理を意味するそうです。
 そこでは、ウズベキシタンの主食のナン(パン)の焼きたてを食べました。これも、香ばしく旨かったです。

 ナンの焼き方を、店の焼き場で見ました。
 ナンの生地を麺棒で円形に延ばし、竃の内側に張り付け焼いていました。
 過程をよく見ると、生地を円形に延ばした後、中央部を生け花の剣山の様な道具(チャチチ)で刺しました(写真7段目右)。
 そして、ナンを裏返し、箸のような串で刺していました(写真6段目右)。
 焼くと、刺した穴から膨張した空気が抜け、そこは膨らみません。刺さないところは、空気が抜けず厚くなります。
 現在の金属製の針状のものは、模様付けをかねているようでした。写真7段目左の木製が、本来のチャチチだと思います。
 金属製のチャチチは、針の配列が色々な模様になっており、観光みやげ店にもありました。両方のチャチチを、話に種に買いました。
 ヒヴァのナンは薄型でしたが、東へ行くにつれ、厚くなるそうです(ガイドさんの解説)。
 サマルカンドのナンは、縁が厚く旨いそうです。

 午後2時、バザール見学では、昼食の食器(写真最下段左)と同じく、綿花デザインの大皿を買いました。綿花をデザインした白と濃紺で、郷土色をつよく感じたからです。
 このデザインは、日常使う食器に取り入れていました。お茶セットも、欲しいと思いましたが、重くなるので諦めました。

 午後4時20分 ホテルに戻り休憩です。
 夕食は、昼と同じくイチャン・カラでした。ただし、昼食とは別のチャイハナです。
 城内は、ライトアップしてあり、昼と違ったムードでした。
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