京都木津川マラソン
2017年 木津川マラソンを走る
竹田 昭彦
京都木津川マラソンをバンドと歌で激励フォークシンガーの高石ともやさん
(右)
と懇親する筆者
=17/02/04、城陽市・夕食会
第34回京都木津川マラソンをスタートする後方のランナー
=17/02/05、京田辺市・城山大橋
最後尾のランナーをサポートするユニホーム
=17/02/05
最後尾走の筆者
(左)
=17/02/05、17㎞過ぎ
給水所のスタッフが“がんばおるばい 熊本”のランナーを激励
=17/02/05、往路23㎞(復路38㎞)点の第5給水所
2017年2月5日(日)、第34回京都木津川マラソンを走りました。
ここ数年、最後尾ランナーのサポートをしています。
その様子を書いてみます。
① 2013年、東京の年配の女性は、夫の看病をしながらフルやウルトラの大会に参加していました。
ところが、彼女自身も大腸の患部を摘出する大病になりました。体調が回復したので、「気をさっぱりさせたい」と参加されました。
病み上がりの事情もあり、大会役員の計らいで8時にスタートしました(正規は10時)。
10㎞迄、2時間で行きました。このペースなら、8時間台でゴールするだろうと思いました。
その直後、腹痛が出たため、20㎞手前の城山大橋(スタート・ゴール場所・草内木津川運動公園)でリタイアする目標にかえました。走り方も、痛みが和らぐ上半身を曲げたフォームになりました。
休みも入れ、路肩の柵を手すり代わりに進み、手袋はすり切れボロボロです。
その姿は、凄まじいと言うか、楽観的と言うか、精神力に圧倒されました。
城山大橋へ着くと、「すっきりしました」と笑顔でした。
リタイアのタイムは、7時間56分台でした。
その後、私は最後尾ランナーに追いつきたいと走り続けましたが、差があり過ぎ追いつけませんでした。
私のゴールのタイムは、11時間3分18秒(夜の7時過ぎ)でした。
② 2014年、中年の男性は、別の大会で制限時間の8時間を切れず、リタイアを強いられたそうです。
彼は、私の話しかけに殆ど応じません。黙々と足を進めます。
ところが、40㎞の距離表示を見るなり、突然話しはじめ、びっくりしました。
ゴールできると、確信したからです。
タイムは、8時間13分台でした。
今日は、是非ともゴールしたいと参加したそうで、たいへん喜んでいました。
③ 2015年、地元の若い女性が初フルに挑戦しました。
彼女に追いついたのは、34㎞過ぎでした。(私が、それまでサポートいた最後尾ランナーに追い越されたことを意味します)
筋肉痛回復のストレッチを薦めようと思い、疲れた様子を聞くと、その都度「ダイジョウブ」と応えます。
でも、ペースは落ちて行きます。
途中で、自宅へメールされたようで、心配したお父さんが、ゴール手前1㎞のところへ迎えに来ました。
お父さんは、娘のガンバル姿を見て、ほっとした様でした。
ゴールのタイムは、8時間30分台でした。
④ 2017年、最後尾ランナーのサポートが、私を含め3人になりました。前半は私とAさん、後半はBさんです。
スタートすると、最後尾の中年の男性が1kmを15分で進みました。
第1折り返し点(10㎞手前)の通過は、2時間30分台でした。
このペースなら、ゴールが11時間(夜9時)前後になるだろうと思いました。
ところが、折り返し点の役員から、後にもう1人いると知らされました。スタートが、大分遅れたようです。
私は、そのランナー(女性)を待ちました。
彼女は、ペースが速かったので、Aさんたちに追いつき、彼女と私が先へ進むことになりました。
その後の中年男性は、左腰の痛みが強くなり、山城大橋でリタイアされたそうです。
私の後半はフリーになりました。
29㎞過ぎで片足を引きずる中年の男性がおりました。その先には、若い女性がおりました。
スタート後6時間20分を過ぎていました。
両者とも、ゴールまで行くと言います。
後方に、最後尾ランナーとサポートの人のいることを伝え、先へ進みました。
私のゴールは、8時間29分25秒でした。
最終ランナーは、10時間(夜8時)を過ぎたそうです。
以上、最後尾ランナーのゴールを目指す熱い思いを知ることができました。
それと、最後尾ランナーがリタイアしたり、前方のランナーに追いついたりしますので、サポートの対応が難しいです。とくに、日没後は役員との連携を密にしなければなりません。
このマラソン大会は、10時スタートなので、スタート後の7時間30分(夕方5時30分)頃から日没です。コースには、街灯がありません。給水や走路のサポートも、大変困難になってきます。
改善策を、試行錯誤しているところです。
今日は、明け方からの雨降りは、午後1時過ぎに止み、午後6時ころから再び降りました。寒さも伴う悪いコンデ-ションで、皆さん御苦労さまでした。フルの完走を目指す皆さんの熱意に、いつもエネルギーを貰っています。
参照
http://www.takeda-a.net/marathon-14-kidugawa.html
(2018年2月7日一部修正)
http://kizugawa-marason.org/
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