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マラソン大会受付会場のコース案内看板の前で若いランナー達とジャンプする筆者(左から2人目) =2016/12/17、チェンマイ・ターペー門 |
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ゼッケンを取り付けるバンドとLEDライト(バンドに取付た青色)
=2016/12/18 |
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チェンマイ城(旧市街地)の42㎞過ぎを走る筆者 =2016/12/18 |
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チェンマイマラソンでゴールした筆者。完走メダルを貰う
=2016/12/18 |
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参拝者で賑わうドイ・ステープ寺院の仏舎利塔と筆者(中央)
=2016/12/17、チェンマイ |
2016年12月18日(日)、タイ国の「第11回チャンマイマラソン大会」を走りました。
チェンマイは、タイの北部に位置し、首都バンコックにつぐ大都市です。
かっては、ランナー王朝時代の首都でした。日本の京都のようです。
街の中心部は、周囲約6㎞の四方形の城壁と外堀に囲まれた旧市街地です。古都保存のため、建物などの建設に制限があり、歴史を感じさせる景観でした。
ただし城壁は、多くが崩れ落ち、残っているのは四隅や城門の一部でした。
旧市街地を、お城とは呼ばないそうです。
27日、マラソン出場受付会場へ行くと、音楽が流れ、マラソングッズや食べ物などの出店で賑わっていました。
マラソンコース案内の看板前では、記念写真を撮る人が集まっていました。ジャンプのパフォーマンスで撮る若い人たちがいました。私も仲間に入りジャンプしました。躍動感のある写真が撮れ、よい記念になりました(写真上段)。
マラソンコースの概略は、旧市街地のターペー門(東門)の内側をスタート・ゴール地点とし、城内を周回(7.5㎞)してスアンドーク門(西門)から西へ2㎞ほど行くと、灌漑用水路と交差します。そこを左折し、水路に沿い下流の南へ向かいます。そして、チェンマイ飛行場の先で折り返して戻ります。
なお、水路に沿ったコースでは、3ヶ所、脇道に入って戻る所があります。
フルのスタートは、4時でした。夜が明けたのは6時半過ぎで、15㎞ほど走った頃からです。鶏の甲高いコケコッコーや小鳥のさえずりが印象的でした。
昨日のゼッケン受け取りで、伸縮性のバンドとLED(発光ダイオード)のライトを貰ったが、参加賞のおまけだろうと思っていました。
宿で、ランニングシャッツにゼッケンを付ける場面になって、安全ピンのないことに気づき、ツアー同行の人が受け付け場所へ聞きに行きました。安全ピンは無く、バンドにゼッケンをぶら下げる方法で、ライトは夜間の安全対策だと分かりました(写真上から2段目)。ライトは、点灯を連続にするか、点滅かを選べ、夜が明ければ自動的に消えます。発光色も、数種ありました。
このような方式を、初めて知りました。それを、ほとんどのランナーが付けて走り、蛍の群舞のようでした。
気温は、20~25度位で、さほど汗をかかずに済みました。給水は、2.5㎞位毎に充分ありました。ただし、食べ物は、スイカが1ヶ所であっただけでした。他にもあったようですが、私が通った時間帯には売り切れていたのかも知れません。なお、応援者が食べ物を接待している所がありました。寄って行って貰い、食べますと、乾燥サツマイモを焼いたような味で、旨かったです。後で知ると、焼きバナナだそうです。生食では、身が堅くて食べられず、焼くか煮るして食べる品種だそうです。
沿道の応援は、夜が明けてもほとんどなく、勝手に走ってのを黙って見ているようでした。
コースの交通規制は、全面ではなく、ランナーがバラケタた場所では、車を通していました。タイは、車が優先だそうです。車道を横断するコースでは、警官が、車の列が通り過ぎるのを待ってから、ランナーが渡るように指示されました。私は、3ヶ所で待たされ、ロスタイムが気になりましたが、お国柄に従うのが安全第一だと、自分に言い聞かせました。
今回の私の走りは、体調がよかったので、30㎞を過ぎてからも、7時間を切ることをあきらめずにガンバリ、ほぼ、1㎞を9分台のイーブンペースで走り通しました。
ゴールの認定タイムは、6時間54分16秒(ネットタイム6時間53分52秒)でした。順位は、ネットタイム7時間以内にゴールした、2050人中の2006位でした。
ウェブの記録をみると、10㎞、ハーフ、フルの参加者リスト、及びゴールが7時間を越えたり、リタイアを含め、全員のデータが掲載してあります。(*フルの部はネットタイム7時間以内のみ記録証の印刷可能)
3種目のエントリー総数は9519人(フル2800余人)です。他に、3㎞のキッズランとウォークの種目があります。
チェンマイマラソンが、フルの部を含めた各種目に、1万人規模で参加するようになれば、家族や友人の応援が増え、ランナーと市民が一体となったマラソンに発展することでしょう。
タイは、仏教が盛んな国です。チェンマイで、幾つかの寺院を見学しました。その中で、旧市街地から西方へ約15㎞行った、標高1080m(市街地は300m)のステープ山の山頂に建つ寺院(ワット・ブラ・タート・ドイ・ステープ)の仏舎利塔は、金箔の金色が天空と四方に輝き、たいへん迫力があり、参拝者で賑わっていました。
場所としても、市街地がよく見えるロケーションでした。
タイは、10月の第9代国王の死去と、今月初めの第10代国王の即位がありました。その写真がいたるところに掲げてありました。
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