2010年 バロセロナ・マラソンを走る
竹田 昭彦 |
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スタート前、後方がカタルーニャ美術館 |
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在留邦人から応援を受ける=4q過ぎ |
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サグラダ・ファミリア寺院=17q過ぎ |
2010年3月7日(日)、スペインのバロセロナ市で開かれた、「2010年 バロセロナ国際マラソン」に参加しました。
バルセロナ市は、1992年に夏季オリンピックを開催した都市です。そのとき、男子マラソンでは森下広一さんが銀メダル、女子マラソンでは有森裕子さんが銀メダルを獲得し、日本中が大いに沸きました。
今回のマラソンコースは、スペイン広場が発着場所でした。この広場は、カタルーニャ美術館の前で、
噴水や対の高い門塔などがあります。これまでのマラソン大会では、見たことのない素晴らしいロケーションです。
コースも、観光コースそのものでした。少々ややこしいですが、書いてみます。
スペイン広場からスタートし、5q過ぎから「カンプ・ノウ」スタジアム(サッカーF.C.バロセロナのホームスタジアム)の周辺を回り、スペイン広場に戻ります(12q)。
ここで、スタートのときに応援した人たちと再会できます。
その後、コルツ・カタラナス大通り、グラシア通り(建築家ガウディ建造のカサ・ミラがある)、サグラダ・ファミリア寺院、アグバータワー(27q)、海岸線(29q〜)を通り、シウタデイャ公園、凱旋門(31q)をくぐり、コロンブスの塔(36q)を見上げ、スペイン広場がゴールです。
コースの案内図には、コースに沿った最寄りの地下鉄駅名が、39駅案内してありました。1q毎に、駅がある勘定です。マラソンコースが、地下鉄の駅に沿って作られてあるようにも見え、応援者の移動にも便利です。バロセロナの1番良いところを、走らせようとする配慮が伝わってきます。
スタート時間は8時30分で、参加者は1万550人(エントリー12,162人)でした。制限時間は6時間です。
スタート順はゴールの目標時間帯で、私は5時間台のエリアに並びました。
走り出してみると、先を競って出ようとするランナーがおりません。他のマラソン大会とは違ったのんびりムードでした。
スペイン人は血の気が多いと思い込んでいので、先を競うでしょうと思っていたが、意外にのんびりでした。
沿道の応援も多く、在留邦人の家族から、「ガンバレ日本」と書いた紙を掲げた激励をもらいました。すかさず一緒に写真を取りました。
15q過ぎで、私に追い越された地元のランナーさんが、「私に追いつき、追い越し、そして私に追い越され」、このパターンを何回か繰り返していました。17q先のサグラダ・ファミリア寺院前にきたとき、一緒に写真を撮りました。その後、追いついてこなかったので、メールアドレスを聞かずに終わりました。私は、1qを8分ほどで走る一定のペースでしたが、私に追いつき並走するのが難しかったようです。
私のゴールのタイムは、5時間45分14秒でした。
制限時間の6時間は、厳しく取り締まらず、6時間30ぐらいでゴールするランナーにも、ゲートを開けていました。 |
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