金剛山を走る

ロトルア・マラソンを走る

市民マラソン発祥の地
竹田 昭彦
第24回ロトルアマラソン出走前(筆者右端)
=2006/4/29、ロトルア市
第24回ロトルアマラソンのスタート直後
=2005/12/19、ロトルア市
オークランド市コーンウェル公園入口(筆者)=2006/4/27
オークランド市コーンウェル公園を走る(筆者)=2006/4/27
 2006年の4月29日(土)、ニュージーランドのロトルア市で開かれた第24回ロトルア・マラソン大会を走りました。
 コースは、ロトルア湖の湖畔1周約40㎞を左回りに進み、スタート付近で余りを調整したコースです。季節は、日本と反対の秋です。
 この大会は、世界で最初に開かれた市民マラソンクラブのフルマラソン大会といわれます。その経緯は、1962年にオークランド市のコーンウェル公園で、50~74歳の20人が集まり、オークランドジョガーズクラブが誕生したことです。
 提唱者は、ニュージーランドのアーサー・リディアード氏です(1917~2004)。
 リディアード氏は、中長距離の世界記録選手や、オリンピック(ローマ、東京)のメダリストを育てた方です。日本の長田正幸、君原健二、円谷幸吉の各選手たちが、ニュージーランド合宿などで指導を受けました。
 ディアード氏は、エリートランナーも、市民ランナーも隔てなく育て、励ましました。その姿勢を終始つらぬき、世界に知られた市民マラソンの指導者でもあります。そのことを知っていたので、ロトルアマラソンを見たいと思い走りました。
 走って見ると、初めから歩く人が多いので、ビックリしました。このマラソンは、歩く人も、受け入れていたのです。
 大会後、現地で貰った参加申込書を見ると、ラン、ウオーク、(または併用)の種目があり、後追い知った次第でした。
 42.195㎞コースに挑む人々が、走りや歩きのスタイルで楽しむ運営です。誕生以来の伝統だろうと推測し、伝統を知る人を探しましたが、要領を得ず、確証出来ませんでした。
 大会結果を見ると、ランとウオークに分けた順位一覧がありました。
 完走者は、ランが1405人、ウオークが389人でした。
 私のタイムは、5時間27分7秒です。
 ウォークには、速い人もいました。私より前に54人完歩しています。トップは、4時間0分44秒でした。最終は8時間1分2秒です(制限7時間半)。
 なお、大会の前々日に、オークランド市内観光で、コーンウェル公園見学を希望し、見学できました。しかし、目当てのオークランドジョガーズクラブの情報は、得られませんでした。断片的な知識で語学力もなく、短時間で、無理というものです。
 だが、公園でジョギングすることができ、誕生時を想像しながら感動しました。
rotoruamarathon.co.nz
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