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しんかながわ新聞=2018年10月21日 |
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神奈川県で開いた新しいみんなの平和行進を考える集いの報告者(左から3人目が竹田)
=2018/10/08、横浜市桜木町 |
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今年は、神奈川県から全国通し行進者が3人ありました。北海道→東京(内陸)コースの栖原秀夫さん、富山→広島コースの米山幸子さん、沖縄→広島コースの竹田昭彦です。
10月8日、神奈川原県水協は、その3人と、県内通し行進者の伊藤ヒサ子さん、石崎忠男さん、塩山東さんから、報告を聞き、行進のあり方を考える集いを横浜市で開きました。
集いの流れは左の新聞記事を参照下さい
私が報告した骨子は、次の通りです。
1 「核兵器禁止条約に日本政府は署名と批准を」に関するアピール等の進展
条約の批准を訴えるプラカードなどが、たくさん出ると予測したが、案外少なかった。
地方自治体首長の挨拶やメッセージで、禁止条約にふれたのは、昨年より少なかった。
2 シュプレヒコール・コールからピース・コールへの変化と発展
シュプレヒコール・コールが沿道の人から「うるさい」と思われた経過。改善への契機。取り組みの変化。中央実行委に改善の提言(2012年)。中央実行委が試案発表(2013年)。
等々を経て、ピース・コールが全国へ普及してきた。
3 神奈川県行進での取り組み
県下の被爆者、生協、原水協の共同行動が、運動を発展させてきた。一昨年からはじめたプラカードなどのアピール・コンテストは、行進の取り組みの意識を高揚させた。団体旗に「スローガンのないものはなるべく控えていく」の申し合わせは、今後も周知して欲しい。
等々で、神奈川の主体性が進んでいる。
4 今後の各地の行進(全国的な課題)
農業、林業などの地場産業が成り立たず、少子化、高齢化もすすみ、小都市や郡部の人口が大巾に減っている。それに、平成大合併も大きな影響を与えている。従来の商店街も成り立たず、シャッター通りを越えて閉店が多多くなった。
等々で、参加者も集まらず、従来規模の行進が難しくなりました。
対策事例として、A 行進距離を短くし、署名行動と組み合わせる(島根県)。B 合併前の自治体を順番で、年1か所の行進に集中する(北海道せたな町、山口県美祢市)。D
県内の通しリレー団体や、個人の通し行進者を組織し、当該地域の人が1人でも2人でも参加する。
等々、多くの県で努力していました。今後の対応を、真剣に考え必要があると思います。
5 若い世代へ引き継ぎ
被爆後73年、被爆者も戦争体験者も高齢化し、活動が手薄になっている。若い人が「国際青年リレー行進」のタスキを掛け、引き継ぐ取り組みを重視した。 |
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