竹田昭彦日誌(#64)8月07日(水)
〈 世界大会・長崎 開会 〉
 「原水爆禁止2013年世界大会・長崎」の開会総会です。
 午後3時30分、開会総会は長崎市の市民会館体育館で開かれました。
 内外の代表者の挨拶で、強い印象を受けたのは、日本赤十字社長崎原爆病院院長の朝長万左男さんの話です。
 1昨年の11月、赤十字社と赤新月協会国際連盟が、核兵器廃絶へのアピールを、傘下の180ヶ国へ向けて出したことが、大きな影響を与えていると言われ、被爆者の訴えが、世界の動きになてきたことを強調しました。
 そして、放射能が体内に入ると、遺伝子細胞をキズつけ、ガンを発症しやすくなることが分かったことや、被爆2世は60歳代でガン発症が高くなると言われました。
 行進中に聞いた、被爆2世の方が原爆症にならないと思ってきたが、60歳代で原爆症(ガン)が出て、それまで話したことのなかった被爆2世の苦難を、公に話すようになったと言われたのを思いだしました。
 赤十字社の方から話を聞くのは初めてで、世界の核兵器廃絶運動の大きなうねりを実感しました。
平和行進の通し行進者達が壇上に並ぶ
 総会最後の場面で、平和行進の通し者たちと、原発ゼロを訴える人たちが登壇しました。
 今回は、都道府県内の通し行進者たちも並び、新たな連帯感が生まれたと思います。
 福島の原発事故で避難を強いられた、飯館村の小学6年生の訴えは、胸がつまるとともに希望を与えてくれ、会場から大きな声援がおくられました。
 私の挨拶では、100歳で行進した京都府伊根町の大江正二さんを紹介し、私の年齢73歳は未だまだ若いと話しました。
 今後とも、平和行進頑張ります。