竹田昭彦日誌(#63)8月06日(火)
〈 長崎平和公園に到着 〉
 長崎市の行進です。
 朝、長崎駅近くの宿から、行進出発地点の日見公園へバスで向かおうとして、昨日、「宿に近く便利」と聞きいたバス停へ行ってみると、日見公園行きのバスがないと知りました。通りがかった人に聞くと、全然別のバス停でした。あせって、2、3回聞きながら10分ほど歩いて探しました。長崎駅周辺は、バス停と行き先が複雑で分かりにくいです。
 9時50分、日見公園で出発集会を開き、行進がスタートしました。
 公園で鳴く、クマゼミの大合唱が暑さを盛り上げ、歩くと直ぐに汗が出ました。
炎天下の日見峠を上る(国道34号線)
 長崎市の中心街に入るには、峠を越えないと行けません。
 行進が数百b進むと上り坂となり、2qほど歩いた標高差200bに、峠を貫通した「日見トンネル」があります。
 大正末にできたトンネルで、当時は日本最大の近代トンネル(国の有形文化財、長さ642b 幅7.4b)でした。
 ただし、歩道がありません。縦1列で進みます。
 全国の行進で、歩道のない長いトンネルを、今も歩き続けるのは、ここだけでしょう。
 最近は、自動車専用のバイパス「新日見トンネル」ができたので、交通量が減り、危険度が少なくなったと言われます。 
長崎平和公園「原爆落下中心碑」前で終結集会(左2人目)五十嵐成臣「沖縄→広島」通し行進者(4人目)乾哲人長崎県内通し行進者(7人目)筆者(右端)横井霞「広島→長崎」通し行進者
 午前の日見峠超えで汗をかき、昼からの市街地の赤信号待ちで汗をかき、1日中が蒸し暑かったです。
 午後5時、網の目「西海橋コース」が合流し、長崎平和祈念公園の「原爆爆心地碑」前で、終結集会が開かれました。
 「沖縄→長崎コース」、「広島→長崎コース」、「宮崎→長崎コース」、そして私が便乗した「富山→広島コース」のリレー横断幕が継がれ、全国すべての行進が終わりました。
 全国の皆さま、ご苦労さまでした。
 今日の行進は、参加者50〜60人前後で、14.8q(日程表)歩きました。