竹田昭彦日誌(#44)6月21日(木)
〈 役所入口に大きな「非核平和の塔」 五條市 〉
 東吉野村の役場訪問、五條市の役所訪問と集会です。
 午前9時、奈良駅前の宿から、宣伝カーに乗って出発し、2時間ほどして東吉野村役場に着きました。
 東吉野村は、奈良県吉野郡に属します。吉野郡は、3町8村で構成され、奈良県面積の3分2を占め、大阪府や香川県よりも広いです。吉野郡にある十津川村は、面積が全国の村の中で、1番広いです。  
東吉野村訪問でペナントをいただく(中央)副村長(左)企画課長
 11時、東吉野村役場を訪問し、副村長さんと企画課長さんにお会いしました。
 台風5号の影響による雨天で、災害対策が心配されるなか、時間をいただき「原爆写真展」の開催や、「2012年原水爆禁止世界大会」への賛同を要請しました。そして、2015年の国連のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けた、「核兵器禁止条約」の締結を訴える署名を、昨年に続き役場でで取り組んでいただくよう話しました。
 吉野村は、吉野スギ産地の大もとだそうです。スギ材の搬出は、高見川(吉野川支流)を筏で下ったそうです。高見川は、水深が浅いため、川の堰き止めを順番に繰り返し、スギ材がよく流れるように工夫したと聞きました。その痕跡は、ないそうです。
五條市役所入り口に建った「兵器廃絶平和宣言都市」塔
 午後4時過ぎ、五條市役所へ着くと、大きな「兵器廃絶平和宣言都市」塔が目立ちました。3面の塔で、3面とも同じ文字でした。どこからでも、よく見えます。他で、別なスローガンと抱き合わせた塔や、見にくい場所の塔を見ましたが、五條市は、凄い! アピールがストレートに伝わってきました。
 のちの集会で、塔を3基つくったと聞きました。帰路、国道脇に建った「兵器廃絶平和宣言都市」塔を見ました。これも、目立ちました。「核」の文字を、赤色に塗ったのが特徴です。 
五條市役所での歓迎集会
 午後5時、五條市役所の市議会の委員会室で、平和行進歓迎集会が開かれました。
 市役所では、台風5号による「被害対策本部」を立ち上げており、緊迫した多忙中にも関わらず、都合できた委員会室を使わせていただきました。
 例年、五條市の平和行進では、奈良県教職員労組五条支部を中心に、市への平和行政推進要請と、市役所前で平和集会を開いています。今回は、雨天で、市役所内での要請と集会が一緒になりました。
 私の挨拶では、行進参加の動機や、昨年福島を行進したときの原発事故による放射能被害の実態など述べ、「兵器廃絶平和宣言都市」塔を見た、感動を話しました。
 今日、訪問した東吉野村、五條市の首長さんと議長さんから、ペナントと賛助金をいただきました。