竹田昭彦日誌(#90)8月06日(土)
〈 2011年・平和大行進 長崎で終結 〉
 今日は、長崎市の行進です。
 2011年国民平和大行進は、今日で全て終わりです。
 朝、宿から徒歩で長崎駅前のバス停に向かう途中、8時15分サイレンが鳴りました。広島に原爆を投下した時間です。
 合掌しました。 
団体「リレー旗」に最後日のサインをする=長崎市・日見公園
 集合場所の日見公園へ早めに着き、しばらくすると、全法務(法務省労働組合)の人達が旗にサインをしていました。
 7月4日、広島の平和公園からスタートした、「広島→長崎」コースの「団体リレー旗」です。
 下部の記入点線枠をはみ出し、たくさん書かれてありました。参加者一人ひとりの願いと、連帯感が伝わってきました。 
終結集会でお礼の挨拶をする筆者(右)=長崎市・原爆「爆心地」碑前
 午後4時半、行進は、長崎平和公園の手前にある、原爆「爆心地」で終わりました。
 5時から、全国最後の終結集会が開かれ、私の挨拶では、東日本大震災の被災地を行進した報告と、核兵器廃絶の願いを長崎へ伝えられた喜びを話しました。
 5月8日、北海道の礼文島からスタートした行進は、7月29日、東京の上野で終わった後、広島2日、長崎2日を追加して歩き、無事終了しました。
 お世話になった全国の皆さま、誠にありがとうございます。
山王神社の「被爆クスノキ」=長崎市坂本
 帰路、爆心地から800mの場所にある、山王神社の「被爆クスノキ」を見学しました。
 66年前、社殿や鳥居ともに、破壊的な被害を受けたクスノキが、芽を吹き出し、見事な樹勢になっていました。
 原爆を憎しみ、平和願うエネルギーを与えてきた、神木「被爆クスノキ」です。
 被爆したとき、爆風で飛んだ瓦礫が、クスノキの裂け目に入り、ほこら状になった中にあるこのが最近発見されました。
 現在、足場が組まれ、そのままの状態で公開され、保護窓を通して見ることができました(写真、右側の木)。
 今日は、65人前後で14.9q歩きました。