竹田昭彦日誌(#09)5月14日(土)
〈 平和通りで署名行動 旭川市 〉
 今日は、旭川市の平和行進と街頭署名行動です。
“大震災の復興支援、原発依存から自然エネルギーに転換”を訴え平和行進する婦人たち=旭川市
 行進は、10時に花咲スポーツ公園から出発し、国道40号線(名寄街道)を旭川駅方面へ進み、昭和通りに入り、石狩川の旭橋を渡って市役所まで歩きました。
 行進する左側には、陸上競技場やスタルヒン野球場があり、右側に広大な陸上自衛隊旭川駐屯地がありました。「平和と戦争」の相反する図式を見る思いでした。
 駐屯地は、旧陸軍第7師団の跡地で、旭川は北海道の軍都でした。
リレー横断幕を持って核兵器全面禁止のアピール署名を呼びかける=旭川駅前・平和通り
 行進が終わった後、旭川駅前の「平和通り」へ移動し、署名行動をしました。
 その「平和通り」を、愛称「買物公園」と呼んでいます。「買物公園」は、車が通らない公園的な雰囲気で買い物ができる、日本最初(1972年)の「歩行者天国」と言われ、恒久的に作られました。「歩行者天国」は、旭川から全国へ広がったのです。
 そもそも「平和通り」は、「師団通り」と呼ばれ、旭川駅から陸軍第7師団までの道をさす軍事道路でした。
 全国から集められた兵隊が第7師団から「師団通り」を行進し、旭川駅から列車に乗せられ、多くが帰らぬ人となりました。
 そして、白木の箱が「師団通り」を戻ったのです。
 侵略戦争の不幸から、再び戦争をしない旭川市民の決意を込め、旭川駅から約1qを「平和通り」に改名、今の姿になったのです。この話を、旭川の平和行進で聞くことができ良かったです。
 今日の行進は、16団体から100人参加で3.4q歩きました。署名行動は、21人参加で41筆頂きました。