竹田昭彦日誌(#85)8月04日(水)
2010年平和行進 無事終了

 今日は、府中町と広島市東区及び中区の行進、世界大会の広島開会総会参加です。
 9時50分、府中町役場前の原爆犠牲者慰霊碑に黙祷をささげ、最後の行進が出発しました。

3コースの「リレー横断幕」が並んで行進=広島市東区
 「北海道→東京」、「東京→広島」、「四国→広島」の3コースの「リレー横断幕」が並んで行進しました。
 壮観で、広島へ終結する思いが伝わってきます。
 途中、休憩した猿猴(えんこう)川の「駅前大橋」の土手で、ワンポイント学習会がありました。
 そこの下流に架かっていた「猿猴橋」は、原爆で壊れなかったそうで、竣工は大正15年と記してあり、今も使われてます。
 その橋を渡って、多くの被爆者が府中町方面へ逃れたのです。
 また、原爆の熱線に焼かれ、あつくて猿猴川へ飛び込み、亡くなった人が沢山あったそうです。当日は、朝の8時が満潮で、亡くなった人たちは重なって河口へ流されたそうです。そして、夕方の満潮時には、河口から死体が遡り、数日、さまよっていたと証言されています。思い浮かべただけでも、涙がが止まりません。

「被爆アオギリ二世」の原木=広島平和公園

 12時前、広島平和記念公園入り口の噴水前へ、各方面から進んできた平和行進が到着しました。集結集会が開かれ、2010年の行進が無事に終わりました。

「医療生協かながわ」代表者の記念撮影(左)筆者=広島平和記念公園

 午後2時、世界大会の広島開会総会が開かれました。その壇上で通し行進者全員が紹介され、一言ずつ思いを話しました。
 私は、「80歳を目標に平和行進を続ける」決意をのべました。反響があり、何人からか、「本当に80歳までヤルのか」と、念を押されました。
 私の世界大会参加は、「医療生協かながわ」の代表で、神奈川県代表団の行動になります。
 今日の行進は、参加者60〜150人余で7.3km歩きました。