竹田昭彦日誌(#74)7月21日(水)
〈 行進中のシュプレヒコール考 〉
 今日は、鴻巣市、北本市、桶川市、上尾市、さいたま市西区の行進です。 
ギターを弾き歌って行進=鴻巣市
 鴻巣市、北本市、桶川市の行進では、シュプレヒコールをしないことを実行委員会で話しあったそうです。穏やかな、パレード的な方法を考えているようで、ギターを持って歌い、行進している人もありました。
 シュプレヒコールを、「命令調」の語尾で、かん高くしたときの様子を見ますと、宣伝カーの高い声は「何だろう」と思い、家から出てきた人の多くが、直ぐに戻ってしまうか、行進者が手を振っても、賛同の様子を示しませんでした。
 そのような場合は、平和行進が沿道の人たちの思いと違うように、受け取られていると感じます。
 沿道の人たちから、共感と賛同をいただくためのシュプレヒコールは、かん高い「命令調」にならない、柔軟な工夫が必要だと考えます。
 なお、シュプレヒコールを一切しない県や地域もあります。
桶川市の副市長さん(左)が「リレー上り旗」にペナントを結ぶ=桶川市役所
 桶川市の歓迎集会では、副市長さんから「旧陸軍熊谷飛行学校桶川文教場跡を、市が取得して残す」と話されました。
 文教場では、相当数の特攻隊員が訓練され、帰らぬ人となっています。
 配布された、桶川市の2010「平和を考える10日間」(8月6日〜15日)事業一覧には、その跡地を「バスで行く夏休み親子見学会」が組まれてあり、力を入れている様子を知りました。
宣伝カーの窓から拳をふり上げ、かん高い声で「シュプレヒ・コール」の音頭を取るアナウンサー=上尾市
 上尾市の行進では、宣伝カーに女性のアナウンサーが2人乗っていました。1人は訴えのスポット・アナウンスをし、もう1人はシュプレヒコールをしました。シュプレヒコールのアナウンサーは高い声が特徴で、窓から手を出し、拳を振り上げたて音頭を取りました。語尾を張り上げたかん高い声は、沿道の人々に好感を持たれないと思います。(この項と写真は2018年11月追加)
ローソクを灯した夜の行進=さいたま市西区

 今日の行進では、参加者30〜50人前後で延べ19.3km歩きました。