竹田昭彦日誌(#84)7月28日(土)


〈地域毎にリレー横断幕の引継ぎ式〉

メロン、スイカ、トマトの接待
=三原市糸碕神社境内
 今日の行進は、尾道市役所から三原市のJR三原駅までです。
 出発場所の尾道市役所へ行ったら、今夜、花火大会があるとのことで、市役所のまわりの広場は、場所取りの青いビニールシートで埋まっていました。花火の打ち上げ場所は、市役所と向島(むかいしま)の間にある幅数百mの海峡です。夕方、三原駅に着いたとき、電車に乗る花火客の姿が多くありました。人気があるようです。
 尾道市役所から行進が出発し、10分ほどすると、本通り商店街に入りました。「センター街」とアーチのかかった商店街を通ると、七夕まつりでした。竹に短冊が賑やかです。景気が良くても、悪くても、庶民の願いはいっぱいです。地元の人は、今日は花火大会もあるので、活気があると言っていました。行進は、ゆっくりと進み、カンパ隊が大活躍です。地元の人は、店主と知り合いが多く、声がかかります。
 その後、海沿いに三原市へ向かいました。三原市に入ってから、国道2号線の行進では、海岸の防潮壁と車道の間が1mもなく、狭い場所を1列縦隊になり、身を寄せ合って歩く場所が数qもありました。
尾道から三原への引継ぎ式で挨拶する尾道市原水協代表の住田哲博さん=三原市糸碕神社境内
 それが過ぎて、休憩した三原市糸崎の糸碕神社では、冷水の他に、メロン、スイカ、トマトの接待がありました。行進者一同、喜んでいただきました。メロンが出たのは、初めてです。それも、黄色と緑色の2種類ありました。その次の休憩でも、モモ、ブドウ、トマトが出ました。暑さと疲れが癒され、ありがたい限りです。
 広島県では、平和行進を受け持つコースの地元責任分担がかわるたびに、引継ぎ式をキッチリ行います。両者の代表が挨拶をして、リレー横断幕の移動を確認します。
 尾道から三原への引継ぎ式は、休憩した糸碕神社です。境内には、樹齢500年といわれる大きな楠木があり、その前が引継ぎ場所です。挨拶に立った尾道市原水協代表の住田哲博さんは、「この楠木の前で何十年も引継ぎをしてきました」と話しました。平和行進50回の歴史を思い浮かべ、神聖な気持ちになりました。本殿におさい銭をあげ、1日も早い核兵器の廃絶を祈願しました。
 今日の行進参加者は、各区間により25〜60人でした。歩いた距離は16qです。
 尾道市役所訪問では、市長さんからメッセージ(代読)をいただきました。