竹田昭彦日誌(#61)7月05日(木)


〈車椅子の参加者に励まされ〉

車椅子で行進する廻広己さん
 今日の行進は、守口市、門真市、寝屋川市、枚方市です。
 守口市役所のスタートから枚方市役所のゴールまで、19qの道のりを、車椅子で参加した人がありました。枚方市在住の廻(めぐり)広己さん(59歳)です。
 廻さんは、行進先頭のリレー横断幕の直後に位置取りしていました。当初、私は、行進団の最後尾に位置取りした方が、「安全ではないか」と思っていました。いろいろ聞いたり考えていると、その場所が、終日行進する意志と、ゴールを確実にするポジションであることが分かりました。最後尾では、遅れて離されたりすると、ゴールまで行く意志がフラつくだろうと思います。
 なんと、廻さんは、昨年まで5年間も、車椅子で大阪府内の通し行進(8日間)を続けた方です。その思いを伺いますと、「平和運動の一貫です」と、さらりと話されました。今年は体力が落ち、今日1日の参加になったそうです。
「せんそうはいや」の幕を持って行進する大阪自治労連の人たち
 廻さんは、幼少のときに病気にかかり、だんだんと歩行が困難となり、車椅子を使うようになったといいます。車椅子は、同じ場所で360度回転するように作られているので、水はけをよくするため斜面になった車道の左端を進むと、直ぐ前輪の進路が斜面の下方に曲がり、真っ直ぐ進みにくいことも分かりました。
 世の中には、素晴らしい人がおられます。今日は、凄い励ましをもらいました。
 平和行進には、参加者がいろいろなパフォーマンスで歩きます。七夕の竹飾り風に、平和の願いの短冊に託して持って歩く人、特製の横断幕を持つ人たち、今日も賑やかでした。
  今日の行進参加者は、区間により100〜150人でした。歩いた距離は19qです。
 守口市、門真市、寝屋川市、枚方市の行進では、各市役所を訪問し、市長さんと議長さんから歓迎と激励のメッセージ(代読)をいただきました。