竹田昭彦日誌(#52)6月26日(火)


〈京都府から奈良県へ引継ぐ〉

城陽市と宇治市の「小中学生派遣団」報告文集
 今日の行進は、京都府側が精華町、木津市です。午後12時半過ぎには、京都府から奈良県へ引継ぎ、奈良市の行進です。
 昨日の日誌に書いた、城陽市の「小中学生広島派遣団」と同じようなことを、昨日訪問した宇治市も行っています。宇治市は1991年に「広島訪問団」からはじまり、現在は、長崎、沖縄と広げています。昨年訪問した「沖縄訪問団」の報告文集「平和の願いも新たに」(第17集)(写真)を、いただきました。訪問団の対象生徒は、小6、中1、2年生の40人です。この他、大人10人が加わり、50人体制でした。
 宇治市は、1987年「核兵器廃絶平和都市宣言」、1988年「平和の像」建立、2004年「平和の鐘-祈り-」建立などを行っています。その建立は、市民へ呼びかけた募金による賜です。
 「平和の像」と「平和の鐘-祈り-」は、市役所前の人通りのよい場所にありました。「平和の鐘の演奏曲目は、1時間毎(8時から20時の間の正時)に違い、季節で替えています。そして特別の日の演奏曲目も、掲示版に発表されていました。今月の特別の日は、6月23日の沖縄の日です。今年は「平和都市宣言」20周年になるので、記念行事として、広島の青桐、長崎の楠木、沖縄の木(選択中)を植樹するそうです。宇治市には、「平和都市推進協議会」があります。市民の運動があってこそ、平和行政が進むのです。
引継ぎ式で挨拶する般若寺住職(右端)=奈良市
 宇治市の平和行進は、この「平和の像」と「平和の鐘」の前広場で出発集会をし、行進に入りました。私は出発式の挨拶で、「どこの自治体でも、このような場所から出発したいです」と話しました。
 京都府から奈良県への引継ぎ継ぎ式は、奈良県に1.5q入った般若寺でした。般若寺は、国宝の門もあり、有名なお寺でした。住職さんから歓迎のあいさつをいただき、リレー横断幕を奈良県へ引き継ぎました。参加者は、総勢200人を超えていました。ここでは、引継ぎ式後に休憩があり、京都府内の通し行進者の皆さまへ、お別れと感謝のあいさつをすることが出来ました。
 京都府の行進では、平和遺族会の人が連日参加され、会のリレー旗がつながりました。よかったです。京都府の会員の皆さま、ありがとうございました。
 今日の京都府の行進参加者は、区間により80〜150人でした。歩いた距離は11qです。引継ぎ式では、これまでの京都府の延べ参加者は2600人と報告されました。私が京都府内を歩いた距離の合計は、58.5qです。東京から今日(京都府)までの総計は、737.2qになりました。
 奈良県の行進は、区間により60〜80人でした。歩いた距離は5.5qです。