竹田昭彦日誌(#33)6月07日(木)
〈95歳と90歳のご婦人が行進〉
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高齢者の行進、左から岩本スエさん、尾関よねさん=一宮市役所前通り(高木秀一氏提供) |
今日の行進は、一宮市です。
一宮市役所での出発式で、高齢のご婦人から千羽鶴を託されました。千羽鶴には、「今すぐ核兵器をなくせ!」とカードが付けられ、一宮市浅井町の岩本スエ95歳、尾関よね90歳と書かれていました。
行進がはじまると、私と一緒に行進しました。胸が熱くなりました。岩本スエさんは、おそらく、世界で最高齢の平和行進者ではないでしょうか。
スエさんは、中国東北部(満州)から引き上げるとき、途中で2歳の子どもが亡くなり、土に埋めて帰ってきたそうです。戦争体験の悲惨さから、戦争はイヤだとの思いで参加されたのです。毎年参加され、通し行進者へのお菓子のプレゼントと、1年間かけて折った千羽鶴を託しています。
私は、100歳でフルマラソン(42.195q)を走る夢をもっていますが、夢の夢です。先ずは、90歳、95歳と長生きできるかどうかです。
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初参加の感想を話す青年2人(左側)=一宮市木曽川庁舎 |
今回の愛知県内通し行進者の中で、最高齢者は80歳の鈴村隆二さんです。鈴村さんは、平和行進が初めてで、「冥土のみやげに参加した」などと、冗談を言っていますが元気です。
そして、70歳代の県内通し行進者が4人おります。75歳の大長芳雄(元清洲町長)も、平和行進初参加です。県内12日間の通し行進に、多くの高齢者が挑戦しているのは、愛知県年金者組合の活躍の賜です。
一宮市木曽川庁舎の集会では、青年の初参加者2人(男・女)が紹介されました。初めての参加にも関わらず、カンパ隊に入り、署名と募金活動をされました。戸惑いがなく、どの家、どの店にも声をかけ、小走りで移動していました。若い人のエネルギーを感じます。
カンパ隊は、高齢者と若い人が組み、左側歩道3〜4人、右側歩道3〜4人で構成します。行動する前に、マナーなどを打ち合わせをしています。また、道路の左右横断をしないことなど、安全対策もしています。高齢者も、若い人も、ともに活躍するのが愛知の平和行進です。
今日の行進参加者は、区間により50〜65人でした。歩いた距離は17qです。
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