竹田昭彦日誌(#05)5月10日(木)


〈米軍基地返還!相模原・座間の闘いに感激〉

米軍相模原基地ゲート前でシュプレヒコール
 米軍基地が、沖縄県に次いで多いのが神奈川県です。
 今日の行進は、米軍基地のある相模原市と座間市です。
 JR相模原駅頭で、朝の出発集会を開き、6人の被爆者を先頭に行進がスタートしました(駅の線路の東側が直接米軍相模原基地)。交通整理と誘導のお巡りさんは、これまでより3倍以上多い、20人を超えていました。先導のパトカーの他に、後尾には、車窓に金網を張ったバスも付きました。警戒態勢を含めた対応なのでしょうか。
 行進して1qほど行くと、米軍相模原基地(米軍相模総合補給廠)のゲートへ着きました。基地に向け、「基地を返せ!」と、シュプレヒコールをしました。

座間米軍基地ゲート前でシュプレヒコール(道路の両側が米軍基地)
 午後は、コースを座間市へ移し、相模原市と座間市にまたがる米軍座間基地(米軍キャンプ座間)で、ここでも「基地を返せ!」と、シュプレヒコールしました。
 米軍は、米国本国にある陸軍第1司令部を座間基地へ移し、日本の米軍基地を再編強化し、アジア・太平洋に向けた一大前線基地に固めようとしています。これは、ますます日本が、米国の起こす戦争を一緒にすすめる、属国になってしまいます。もし、反対に、「自衛隊」がワシントンへ司令部を移すことができるでしょうか。
 相模原市と座間市の行進では、市長をはじめとする行政側と市民が一体となって、「基地の整理・縮小・返還市是」のスローガンを掲げ、返還運動をしていることを素晴らしいと感激しました。座間市(127,000人)は、原水協が分裂しなかった唯一の自治体だと知りました。座間市原水協は、今年で設立50周年を迎え、会長は市長さんです。ビックリしました。原水爆禁止運動への市民募金も、年間400万円寄せられるそうです。
 今日の行進参加者は、相模原コースが150〜200人、座間コースが110人、沿道募金は合計9,337円でした。行進距離は合計10.5qです。両市の市役所訪問では、市長さんからのメッセージを頂きました(メッセージ欄参照)。また、行進団から両市へ「核兵器の廃絶」や「米軍基地全面返還」などに向け、いっそうのご努力をされますよう、要請書を朗読して渡しました。