竹田昭彦日誌(#03)5月08日(火)


原子力空母は絶対反対!10メートルの縦断幕〉

長さ10mの「原子力空母は絶対反対」の縦断幕を持って行進

 今日の行進コースは、川崎市役所からスタートし、JR南部線にほぼ沿った川崎市の川崎区、幸区、中原区です。川崎市役所では、市長さんのメッセージを頂きました{(幹部職員代読)メッセージ欄参照}。
 日本とアメリカの政府は来年の8月から、神奈川県の横須賀港を、米海軍原子力航空母艦の母港にしようとしています。その空母は、30万kwの原子炉を2基(原発30万kw出力に相当)積んだ、全長333m(東京タワーと同じ長さ)にもなる「ジョージワシントン」です。原子炉が事故を起こせば、首都圏の3000万人に破壊的な被害が出るといわれます。それは、あまりにも危険です。
 神奈川の平和行進では、絶対反対を訴えるため、333mの33分の1の長さになる、10mの縦断幕を2つ作り、それを持って歩いています。縦断幕の全体像を、行進の反対側歩道から撮影しようとしましたが、道幅が狭かったり、車がじゃましたり、うまく撮れませんでした。撮影しながら、市民の反応を見ていたら、なんの幕だろうと感心を寄せ、よく見ている人が多いのに気づきました。10mの縦断幕は、宣伝効果抜群のアイデアです。
 昼食をとった中原区の中原公園は、かって米軍基地でした。朝鮮戦争や、ベトナム戦争のときには、米国がニセ札や、謀略ビラを作った基地です。1965年「アジアの平和のための日本大会」が川崎で開かれたのを契機に、市民の返還運動が起こり、1975年全面返還を勝ちとりました。1992年には、平和館をオープンさせ、平和のための催しや会議、学習会に生かされています。休憩中に、館内を見学しました。平和の図書資料室や、川崎大空襲展示、平和の広場(イベントホール)などがあります。館長さんから、行進団に激励の挨拶を頂きました。
 昼食は、地元の人たちからの「おにぎりの炊き出し」でした。340個つくったそうです。大食漢の私は、3個食べたうえ、2個貰って帰りました。
 今日の参加者は、常時100人を越え、延べ150人でした。行進距離は14.5q、沿道募金は19000余円です。