竹田昭彦日誌(02)6月19日(日)

〈沖縄→長崎コース・辺野古をスタート〉

 沖縄→長崎コースは、6月19日に名護市辺野古のヘリポート基地建設に反対する「座り込みテント」からスタートしました。
 出発集会に先立ち、平和行進の参加者たちは、8時30分から9時30分まで座り込みをしました。
 私が疑問に思っていた、防衛施設局がボーリング調査用に建てた鉄パイプのヤグラに、なぜ座り込みができるのか、聞いてみました。
 「力関係だ」、との答えでした。ヤグラを建てられたとき、ボーリング調査を止めるよう、24時間体制でヤグラに座り込み、対応したそうです。すると、ヤグラのまわりに海底からすっぽり金網を張ったそうです。それでもがんばり抜き、金網は撤去されました。現在は、朝から夕方にかけヤグラの座り込みを続けています。私の想像をはるかに超えた、命がけの闘いです。日米政府の動揺も生み出す、まさに海と生活の命を守る闘いです。
 出発集会は、テントのところで開かれ「命を守る会」「ヘリポート建設阻止協議会」の代表者などから、辺野古の闘いの現状報告と激励のあいさつをいただきました。集会には、200名近くの参加者があり盛大でした。そして、カラフルな団体旗も心地よい浜風になびき、激励を与えているように見えました。

辺野古を出発した「沖縄→長崎コース」

 行進は、150余名の隊列で進み、沿道の人々から激励をいただいたり、行き交う車の人たちからも手が振られました。沖縄の方々は、平和行進に期待されている様子が分かりました。
 沖縄県内の通し行進は9人あり、そのうち若い方が5名もおられます。通し行進者の団長は、若い女性の前田千尋さんです。しっかりと構え、頼もしい限りです。
 今日の終着の宜野座村役場では、周辺の家々に訪問署名活動を行いました。署名192筆と募金3千円いただきました。募金3千円は、私と組んだ青年の訪問によるものでした。