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ハーフマラソン2時間30分のペースメーカー |
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滝壺を観光船で雨合羽を着て見学 |
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筆者の背景(左)アメリカ滝(右)カナダ滝 |
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2011年10月16日(日)、カナダのトロント市で第22回「トロント・ウォータフロントマラソン」が開かれ、参加しました。
大会前の15日は、ナイアガラの滝を見学し、遊覧船で滝壺まで近づき、水が滝壺に落ちる轟音と舞い上がる風雨に驚きました。
100歳でフルマラソン完走・インド人
このトロントマラソンでは、100歳(1911年4月1日インド生)でロンドン在住のインド人ファウジャ・シンさんが走り、8時間25分16秒でゴールしました。
シンさんは、89歳からマラソンを始め、今回が8回目の挑戦です。
03年には、5時間40分1秒で完走し、90歳以上の新記録を達成しています。
直接お会いしませんでしたが、写真で見ると若々しい方です。世界には、素晴らしいランナーがおられ、私も100歳で走りたい目標と励ましをいただきました。
ラン(走)・ポ(歩)のペースメーカー
「10分走って1分歩く」、それを繰り返すペースメーカー(PASER)が、ハーフマラソンの部とフルマラソン部に、各ゴール目標時間の30分刻みで配置しておりました。
左の写真で、ハーフを2時間30分でゴールするPASERが手に持つ看板下部の数字「10+1」が、「10分走って1分歩く」ことを意味しています。
スタートの集合場所で看板を見たときは、「10+1」が何を意味するか分からなかったが、走っているときに集団が歩いたので、聞いてみて分かりました。
94年にバンクーバーマラソンを走ったとき、スタート直後から「走りと歩き」を繰り返す集団がありました。このときは、カナダのオリンピックマラソン選手だった人が、マラソン大会の前日、「ラン・ポ」で完走する方法を講演していたので、知りました。
その後、カナダで「ラン・ポ」走法が発展し、トロントマラソンの公認PASERが揃いのTシャッツを着てリードしていたことは、「ラン・ポ」走法が定着したのだと、たいへん感動しました。
私は、京都木津川マラソンで、6時間内でゴールするペースメーカーを94年から続けていますが、「ラン・ポ」走法を取り入れることはできませんでした。日本では、スタート直後から意図的に歩くことに抵抗が強く、「ラン・ポ」走法の普及は難しいと思います。ただし、70歳代、80歳代以上のフルマラソンは、「ラン・ポ」走法が適しているように思います。
今回のトロントマラソン全体の参加者(出走者数)は、フルの部が3951人、ハーフの部が8844人、5㎞の部が5036人でした(インターネットより集計)。
加齢とともに基礎体力が落ち、制限時間を気にしながら走り、6時間13分1秒でゴールしました。ゴールまでの制限時間を6時間と聞いていたが、交通規制を解除する時間でした。コース上の市電も全面止めてあるので、そうしているようです。
また、途中通過時間の自動計測装置も撤去されます。 |