竹田昭彦・日誌(#22)・5月25日(月)  

羊蹄山の恵み
40万人を養う湧水

 
羊蹄山の恵み湧水を汲む人。上部が勇出口
=2015/5/25、京極町・ゆうすい公園
 
 
“TPP参加反対!!” 垂れ幕
=2015/5/25、真狩村役場
 
 今日は、倶知安町、京極(キョウゴク)町、留寿都(ルスツ)村、真狩(マッカリ)村、ニセコ町、蘭越(ランコシ)町、喜茂別(キモベツ)町の役場訪問と、黒松内町の自動車パレードです。
 天気は、晴れでした。 
 午前8時50分、倶知安町を訪問、その後、京極町、留寿都村を訪問しました。
 午後1時、真狩村を訪問、その後、ニセコ町、蘭越町、喜茂別町を訪問しました。
 京極町で見た湧水は、感動しました。
 羊蹄山に降った雨や雪が、80年のときをへて、湧き出ていました。羊蹄山周辺で、ここが最大の湧出口だそうです。
 公園に整備してあり、駐車場や、湧水を汲みやすいようにした木造りの樋、蛇口もありました。月曜日にもかかわらず、多くの人が湧水を汲んでいました。札幌あたりから通う、ファンも多いそうです。
 私が感動したのは水量です。1日8万トンで、1秒1トンです。この量は、40万人が暮らせます(1日1人200リットル基準で計算)。
 湧出量は、年間を通して変わらず、水温も、ほぼ6.5度と安定しています。水質は軟水で、お茶やコーヒーに最適です。
 真狩村では、役場に掲げた「北海道 農業 経済 生活 を守れ!! TPP(環太平洋連携協定)参加反対!!」の垂れ幕が目に入りました。
 北海道は、各県から入植した人が多く、その地に適した農作物を見極め、育んできました。その苦労と歴史を誇りにしています。それを根底から崩すのが、TTPだと言われます。
 各自治体を訪問して、その思いを強く知りました。
 真狩村は、食料ユリの栽培が盛んで、植え替えを繰り返し、6年目に集荷すると聞きました。蘭越町では「らんこし米」の商標登録証を見せてもらいました。
 黒松内町は、日本でも有数のジャガイモ種子の栽培地です。病原菌が付かないよう、たいへん努力をしていました。
 訪問した自治体の特産物を、全て紹介できませんが、誇りと思いはみな同じです。
 午後5時30分、黒松内診療所から自動車パレードが出発しました。私は、先頭の宣伝カーから2代目の車に乗せて貰いました。主に、団地を通って訴えました。
 自動車パレードは、参加15人が9台に分乗して10㎞走りました。