竹田昭彦・日誌(#09)・5月12日(火)  

ホルスタイン 君
花嫁募集中!
 
「農村花嫁募集中」のタスキを掛けるホルスタイン君=2015/5/7、豊富町役場  
 
ペナントに記名する西野尚志雨竜町長(左端)。85歳の橋場守沼田町議(右端)
=2015/5/12、雨竜町役場
 
 今日は、秩父別(チップベツ)町と北竜町の役場訪問、北いぶき農業協同組合訪問、雨竜町と新十津川町の役場訪問です。
 天気は、晴れでした。
 午前9時、秩父別町では、私とご一緒された橋場守沼田町議に「おめでとうございます」と、何人かの役場の方から声をかけられました。
 橋場さんは、私より10年先輩の1935年生まれの85歳です。4月の選挙で沼田町議に当選(10回目)しました。道内でも最高齢の議員として、大きく報道されたそうです。近隣では名が知られていました。北竜町と雨竜町の役場訪問もご一緒され、大きな励みを頂きました。
 今回の北海道全体の一斉地方選挙では、無競争選挙が多かったそうです。選挙制度はじまって以来という市もありました。
 無競争だった町の議長に伺うと「(議員を)やろうと言う人がいなくなった」と話しました。議員定数の削減が、当選のハードルを高くしている面もあるようです。
 また、畑作や酪農も後継者がおらず、余裕がないと話す人もおりました。
 先日訪問した、豊富町の役場ロビーのホルスタイン君の「農村花嫁募集中」のタスキが、目に浮かびました(写真上)。
 北竜町では、日本一を誇る「ひまわりの里」と聞きました。ひまわり油のことを聞きますと、コストがかかりすぎ、搾油を止めたそうです。ひまわりは、連作すると結実が悪いそうです。有名になったひまわり畑を休ませることができず、下水処理の汚泥などで土地改良しながら続けていました。ひまわりの種子も毎年買うので、維持経費が嵩むそうです。
新十津川町では、奈良県の十津川村から移住してきた歴史を伺いました。1889年(明治22年)の大水害で、村が壊滅状態となり、集団移住したのです。奈良の十津川村を母村と呼んでいました。町長応接室には、歴代の戸長、村長、町長の肖像がありました。苦労が、しのばれました。