竹田昭彦日誌(#60)8月03日(土)
〈 神主さんから 原爆体験を聞く 〉
 広島市の安佐南区の署名行動と行進です。
 10時30分、安佐南区の繁華街にある「天満屋緑井店」前で、署名行動をしました。
 1時間の行動で、署名145筆をいただきました。参加者は13人です。
 毎月、6の日に行っている署名行動より、署名者が多いとのことでした。原爆の日が近くなり、関心が高まっているからでしょうか。
安神社の神主さんから原爆体験を聞く
 午後1時30分、安佐南区役所で出発式を開き、行進んがスタートしました。
 途中、休憩した「安神社」では、神主の牧原直行さん(79歳)から原爆体験を聞きました。
 原爆投下時、この地域でも爆発の閃光が見え、爆風がおそい、建物の倒壊があったそうです。
 その後、被爆した人たちが逃げて来て、「水! 水!」と叫ぶのが、耳に残っていると話しました。
 目の玉が、飛び出しそうな人もあったそうです。
 逃げてきた人たちが、神社に収容されたので、神主さんの家族は2週間ほど、蚊帳をつって野宿したそうです。
 収容された多くの人は、治療のかいなく、亡くなった言われます。
 神主さんは、生の現実をみてきたものとして、原爆の恐ろしさを後世に伝え、戦争をしてはいけないと強調されました。
 安佐南区の行進で、神主さんから原爆体験を聞くのは、今回が初めてだそうです。
 私も、神社で神主さんから、戦争体験や原爆体験を聞くのは初めてです。
 午後3時20分、広島市安佐南区の太田川放水路に架かる新庄橋北詰で、今日の行進が終わりました。
 広島市の行進は、1日あたり1区役所単位で歩くようです。 
通し行進お疲れさま会(前列左から)「東京→広島コース」の村田澄男さん、マラヤ・ファブロスさん、日本原水協代表理事の赤松宏一さん、「富山→広島コース」の筆者
 午後6時、恒例の「通し行進お疲れさま会」が、広島県行進実行委員会事務所があるビルで開かれました。
 「東京→広島コース」の通し行進者で、フィリッピンのマラヤ・ファブロスさんも、治療帰国から戻られ、元気な姿をみせました。
 手作りの料理に舌鼓をうち、多様な行進者たちが、思い出を語り、歌声あり、慰労されました。
 今日の行進は、参加者60人余で、4.5qを歩きました。
 なお、給水所の世話をした人など含む総数は、100人と発表されました。