竹田昭彦日誌(#80)7月27日(金)
〈 10年ぶりの県内通し行進者 〉
 福山市の市役所訪問と行進、尾道市の行進です。
 8時45分、福山市役所で出発集会が開かれ、地元代表で挨拶した福山市原水協理事長の佐方光さんは、「平和行進がやってくるとセミ時雨の時期となり、セミは「原爆はいらないと鳴いています」と話しはじめ、「核兵器禁止の国際条約を締結させましょう」と訴えました。広島、長崎に原爆が投下された瞬間まで、セミ時雨だったでしょう。
 人間だけの被爆ではなく、あらゆるものが被爆したのです。
福山市を行進、リレー横断幕「和歌山→広島」を持つ石本直広島県内通し行進者
 10年ぶりに、広島県内通し行進者がでました。「核兵器なくそう! 広島青年実行委員会」の石本直(なお)さん(25歳)です(写真)。石本さんは被爆三世で、「被爆したお爺ちゃんは、私が歩くことを喜んでいると思います」と、話しています。
 石本さんとは、私が広島を行進するたびの知り合いです。これまでは、青年カンパ隊の先頭で走り回っていました。今年は、新たな決意をされたのです。
 もう一人、自主参加の広島県内通し行進者がおります。大阪在住の川瀬則子さんです。(写真 )リレー横断幕「東京→広島」の右端を持っている人です。
尾道市役所前での終了集会
 午後5時、尾道市役所前で開かれた終了集会では、地元代表で挨拶した尾道市原水協会長の住田哲博会長さんは、「今年の世界大会に、これまで最高の30人の代表団を派遣する」と、高らかに話しました。既に26人が決まっています。過去最高は25人だそうです。
 世界大気へ向けた、広島県の取り汲み強化の一端をしり、心強く思いました。
 今日の行進は、区間により参加者50〜35〜70人で延べ17.5q歩きました。
 なお、一部の区間で、道路が狭くて行進ができず、車移動をしました。