竹田昭彦日誌(#47)6月24日(日)
〈 “飛天”の躍動に魅せられ 薬師寺見学 〉
 行進のない日です。奈良市の薬師寺見学に行きました。薬師寺に「飛天」像があるのを、宿近くの土産店で知ったからです。
 「飛天」は、天女ともいわれ、羽衣を着て諸仏のまわりを舞う天人です。 
薬師寺の西塔
 薬師寺で、「飛天」をどこで見れるか聞きますと、西塔上部の九輪の上「水煙」にあるといいます。東塔にもあるが、全体が修理中で工事用の覆いがしてありました。
 
西塔上部の九輪の上に取り付けた「水煙」 左写真の左部中央を拡大 
 「水煙」とは、水けむりを表現した造形で、落雷や火災から塔を守る意味があります。現在は、最上部に避雷針があり、導雷線でアースしています。昔は、落雷をアースに流す仕組みがあったのか、分かりませんでした。
 「水煙」は、上から見ると東西南北の4方面に張り出してあり、「飛天」は1方面に異なった形の3体ずつが、透かし彫りされています。コピーを展示してあったのですが、東京のスカイツリーに展示のため、ありませんでした。
 なお、薬師寺創建の白鳳時代(697年)から唯一残っている、修理中の東塔(完成は2018年)は、九輪を含めた上部が3dあるそうです。それを外すと、塔本体のバランスが崩れる恐れがあり、どう解体するか検討中とのことでした。
 上部を含め、耐震技術があるようです。1300余年、地震に耐えた建築技術は凄いと思いました。
「平和のかがやき」前で記念撮影=6月22日、JR天理駅前広場
 「飛天」に魅せられたのは、中国・敦煌の莫高窟で見てからです。天を舞う、躍動感を覚えました。「飛天」は、平和のシンボルにもなっています。
 22日の天理市の行進でも見ました。天理市が市制40周年(1954年)記念でJR天理駅前に建立(1955年)したモニュメント「平和のかがやき」に、「天女(飛天)」をデザインしていました。
 その他、2007年6月3日に愛知県刈谷市の行進で、願行寺の梵鐘「平和の鐘」に刻まれた一対の飛天を見ました。この鐘は、「依佐美米軍基地」を撤去させた、通信用アンテナの銅線を溶かし、鋳造してあります。
  ( 参照 \07-6-03 )
 また、2010年7月1日の新潟県上越市の行進で、直江津の平和記念公園に建立した「平和友好像」でも見ました。
  ( 参照 \10-7-01 )
 そこは、戦時中、直江津捕虜収容所(東京俘虜収容所第四分所)があった場所で、「強制労働」を強いられ、オーストラリア軍人だけでも60人が死亡しています。この「平和記念公園」と「平和友好像」は、市民の運動でつくりました。