竹田昭彦日誌(#05)5月10日(木)
〈 マグロの町 那智勝浦 〉
 今日は、那智勝浦町の行進です。
 夕刻の行進が始まるまで時間あったから、新宮市の神倉神社と熊野速玉大社を見学しました。
 神倉神社は、急坂の参道に不揃いの石段が538段あり、相当に足こそが鍛えられる道のりでした。2月のお燈祭り(おとうまつり=火祭り)が有名です。
 熊野速玉大社は、熊野三山の一つで世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。平重盛が植えたとされる梛の大木(国の天然記念物)は、見応えありました。
 見学していると、地元の方から声をかけられることが多いです。
 神倉神社では写真をもらい、速玉神社ではガイドしてもらい、道を探しをしている風に見られると、バイクのおばさんが止まり「どちらえ行くのですか」と声をかけられ、道先を案内しようとします。親切心が旺盛で、町の歴史に誇りを持っているように思いました。
那智勝浦町役場の出発集会(左)副町長から町長のメッセージをいただく
 午後5時20分、那智勝浦町役場の玄関前で出発集会が開かれ、役場の職員を含め30人が参加しました。
 集会では、町長さんのメッセージを副町長さんから披露されました。
 集会に先立ち、行進団の代表に私も加わり、庁内で町長さんとお会いし、ペナントをいただく機会がありきました。東牟婁地域の行進では、各自治体の首長さんから、ペナントをいただいています。
那智勝浦町を平和行進
 行進は役場を発着点に、市街地を歩きました。
 那智勝浦町はマグロの水揚げが盛んな町です。役場や紀伊勝浦駅も漁港の近くにあり、商店の多くはマグロ販売店やマグロ料理店が並んでいました。
 行進が通ると、お店から出て来て手が振られました。募金も、これまで以上の金額をいただきました。
新宮市名物の高菜の漬け物で包んだ「めはり寿司」
   行進中に、マグロの無人販売所を見つけた婦人がおられ、帰路に買わないかと誘われました。生マグロの切り身が1パック200円と安いので、2パック買いました。わさび、醤油、箸、ビニール袋もサービスしてあります。
 宿で食べますと、水っぽくなく、甘みがあり、たいへん美味しいかったです。都会の3分の1以下の値段でしょう。
 ご当地の名物は色いろあり、食べるのも楽しみです。今日の昼食では、新宮市名物の高菜の漬け物で包んだおにぎり風の「めはり寿司」を食べました。注文してから作るので、温かくて美味しいかったです。店により、漬けもの樽の発酵菌が違うようで、地元の方から「どこどこの店がよい」と薦められました。
8日から始まった東牟婁地区の平和行進では、行進とあわせて沿道募金をしています。8日は3,310円、9日は1,500円、10日は6,500円をいただきました。
 行進は、参加者20人で1.3q歩きました。