竹田昭彦日誌(#01)5月06日(日)
〈 東京・夢の島を1000人超でスタート 〉
 5月6日正午、「東京→広島コース」の出発式が、東京都江東区・夢の島の第五福竜丸展示館前で開かれ、広島へ向かってスタートしました。同時に「北海道→東京コース」も、北海道・礼文島を出発しました。
 私は「和歌山→広島コース」に参加しますが、和歌山スタートが8日なので東京の出発式にも参加しました。
東京・夢の島に展示された「第五福竜丸」
 1954年3月1日、米国がビキニ環礁で行った水爆実験で、静岡・焼津港のマグロ漁船第五福竜丸が死の灰を浴び被爆しました。船員たちの勇気ある告発で、米国は世界中から非難されました。
 それをきっかけに、日本国民の「原水爆をなくせ!」の運動が、急速に広がりました。
 翌1955年には、第1回原水爆禁止世界大会が開かれ、1958年に平和行進が始まりました。
 平和行進は、今年で54年、第55回目です。
 被爆した第五福竜丸は、苦難の歴史をたどり、核兵器廃絶運動のシンボルとして夢の島に保存されています。修学旅行で見学に来る学生たちも多いと聞きました。
出発式で 「青い空は」 を合唱
 出発集会では、通し行進者の山口逸郎さん(東京→広島コース)、渡辺正郎さん(同)、五十嵐成臣さん(富山→広島コース)、筆者の竹田昭彦(和歌山→広島コース)が紹介され、各々決意を話しました。
 私は、2001年から通し行進に参加して、今年で12回目になり、頑張る決意を話しました。ここ数年、体力の衰えを感じていますが、「東京→広島コース」を歩かれる80歳の山口さん雄姿をみて、私も80歳目標に通し行進を続けたいエネルギーをもらいました。
 集会のおわりに、全員で「青い空は」を合唱しますと、皆が「これから歩くぞ!」との雰囲気に盛り上がりました。
「東京→広島」の横断幕を先頭に夢の島を出発する(右から)五十嵐さん、竹田、山口さん(5人目)、渡辺さん(6人目)
   13時、行進は「東京→広島コース」の横断幕を先頭にスタートしました。
 集会参加者は、当初900人でしたが、行進がスタートすると1000人を超える人に増えました。
 歩いて「核兵器ゼロ!」「原発ゼロ!」を訴えたい、人々が途中から多くなったなったのです。
 今日は、1回目の休憩所になった東陽公園(江東区)まで4.1`歩き帰宅しました。
 なお、今日の終点は港区役所近くの芝公園(延べ約13`)です。