竹田昭彦日誌(#42)6月16日(木)
〈 “雲からエネルギーをとれ” 宮沢賢治 〉
 今日は、花巻市、北上市の行進と署名行動です。
宮沢賢治(詩人)の「雨ニモマケズの詩碑」地に建つ “風とゆききし 雲からエネルギーをとれ” 塔=花巻市桜町
 午前中、地元の方の案内で、詩人宮沢賢治の「雨ニモマケズの詩碑」を訪ねました。
 そこで、私が注目したのは、白く塗った木の塔に、「風とゆききし 雲からエネルギーをとれ」、と書いてあったことです。
 原発依存から脱却し、自然エネルギーへの転換を訴えていると感じました。
 風は、風力発電です。雲は雨を呼び、水力発電です。宮沢賢治は、今日の世界を予想していたのでしょうか。
花巻市を平和行進する(前列中央)被爆者の斎藤政一さん
 花巻市の行進では、被爆者の斎藤政一さん(岩手県原爆被害者団体協議会名誉会長)と、「リレー横断幕」を持って一緒に歩きました。
 斎藤さんは、広島の陸軍通信隊に所属しており、原爆で被爆しました(当時21歳)。3日間死線をさまよい、ダビにふされる直前、「アーッ」と出た声に、「生きている!」と助かりました。
 現在88歳になる斎藤さんは、たいへんお元気で、何よりの励ましを頂きました。
 全国で被爆者の組織ができたのは、花巻が最初で、被爆者に自治体が見舞金を最初に支給したのも、花巻だそうです。
 行進終了後、公民館で軽食をとりながら、花巻市地区から北上市地区への引継式がありました。参加者約50人です。
 今日の花巻市と北上市の署名行動には、各10数人が参加し、延べ1時間半で96筆と募金2,000円を頂きました。
 行進は、区間により20〜10〜40人で6.6q歩きました。