竹田昭彦日誌(#14)5月22日(土)
“原爆の火” 先頭に札幌を行進

今日は、札幌市の行進です。
 9時45分、江別市と札幌市の境界の札幌市厚別区の「野幌(のっぽろ)百年記念塔」前で、江別から札幌へ引き継ぎ式が開かれ、江別原水協事務局長の宮田美津江さん、北海道平和婦人会長の石川一美さんから、引き継ぎの挨拶がありました。

原爆の火を灯したカンテラ
 10時、北海道で1番長い距離を歩くと言われる、札幌市の行進がはじまりました。行進の先頭は、「原爆の火」を灯したカンテラです。「原爆の火」は、65年前、広島に落とされたアメリカの原爆で、燃え続けている「火」です。 
原爆の火を先頭に行進=札幌市白石区

 80人で出発した行進は、厚別区、白石区、中央区へと進むにつれ、晴天にも恵まれ、参加者が続々と増えました。中央区の繁華街に入ると、250人規模になりました。赤信号待ちが多くなり、行進隊列が、3つにも、4つにも別れ、長くなりました。
 道行く人たちに、大きく注目されました。昨年も参加した人は、「去年より市民の反応がよい」と話していました。
 繁華街の途中で、行進に対して罵声をあびせる、日の丸を付けた街宣車などの妨害がありました。沖縄の普天間基地問題で、日米安保体制の見直しが浮上している情勢に、アメリカを心配した行動でしょうか。
 午後5時、中区の「中島公園」で、私たちの「幹線コース」の他に、「札幌北コース」、「札幌西コース」が集結し、全体集会が開かれました。通し行進者5人(道内を含む)が、これまでの行進報告と決意表明をしました。
 今日の行進は、参加者80〜250人で17.5q歩きました。なお、距離の計測は、GPS機能を使用しました。