2009年 原水爆禁止国民平和大行進
平和行進日誌
竹田昭彦日誌(#36)8月08日(土)
〈 世界大会・長崎 分科会 〉
 今日は、世界大会‐長崎の第2日目で、分科会、フォーラム、うごく分科会などが開かれます。
分科会3「非核平和のアジアを」(正面左から)米国、(1人おいて)中国、韓国、日本の代表者
 私は、分科会3の「非核平和のアジアを」に参加しました。
 この分科会は、最初に米国、中国、韓国、日本の各代表者から、報告と問題提起がおこなわれました。
 その後、質疑応答があり、参加者が総括的な意見表明をする方法で進められました。
 問題提起は、アジアの中でも、北東アジア(日本、韓国、北朝鮮、中国)の「非核平和を」が中心でした。
 日本と韓国が米国の核の傘に入っていること、中国が核兵器を持っていること、北朝鮮の核実験とミサイル発射問題、オバマ米大統領のプラハ宣言など、これらの現状をどのように分析・認識し、「非核平和のアジア」への運動を進めるべきか、活発な論議がされました。
 皆さんの意見表明で強調されたのは、武力には武力を持って解決するのではなく、冷静な判断と話し合いによる交渉で「非核平和のアジアを」構築することでした。
 そのためには、各国の国民が連帯して運動をつよめ、為政者に核兵器を破棄させることです。
 なお、参加者の総計は150人で、若い人が30%位、世界大会初参加は20%位でした。
折り鶴を持って長崎平和公園手前の上り坂を走る「反核平和マラソン」
 分科会終了(午後3時)後、8月6日に広島市の平和公園をスタートして長崎市へ向かって走っている「広島〜長崎反核平和マラソン」(500km)に、途中参加をしました。
 通し行進者の溝浦さんと私で、長崎駅前から路線バスに乗り、長崎市郊外のつつじが丘(国道34号線)でマラソンの人たちと会い、私は「間の瀬峠」(県道45号線)の上りの「難所」3kmを走りました。
 この峠を走るのが楽しみだったので、走れてよかったです。
 長崎市の中心地に入るには、「日見峠」の他に、「間の瀬峠」があります。 現在は、長崎自動車道(日見峠方面)や、長崎バイパス(間の瀬峠方面)ができ、「間の瀬峠」を通る車も、地元の人以外はないでしょう。
 平和行進や、平和マラソンは、旧道を通ることが多いので、ここでも歴史を感じます。
平和祈念像前で記念撮影(前列左端)筆者
 この反核平和マラソンは、今年で27回目です。福岡市職労や北九州市職労などのランナーを中心にすすめています。「全法務労組」や「ランナーズ9の会」のランナーたちも参加し、タスキをつないでいました。
 来年は、新日本スポーツ連盟で「東京〜長崎」を走る「反核平和マラソン」(1500km)の計画があるようです。