竹田昭彦日誌(#52)7月01日(火)
金毘羅街道を行く
金毘羅街道の鳥居を背景に平和行進、まんのう町を流れる土器川を渡る
 今日は、琴平町、まんのう町、丸亀市、綾川町の行進です。
 香川の平和行進は、行進日程中に、各自治体の首長さんや議長さんを訪問し、平和行政推進の要請をしていません。行進が、役場を出発するときや、役場に到着したときに、激励や歓迎の挨拶をいただいています。朝の琴平町役場の出発では、町長さんから激励をいただきました。あわせて、募金とペナントもいただきました。
 琴平町には、航海の守り神「金刀比羅宮」があります。丸亀の港から琴平へ通じる丸亀街道が金毘羅街道です。
江戸時代になると、お寺や神社のお参りが全国的に流行しました。その一つが、金毘羅参りです。今日の行進は、その帰り道を歩きました。案内標石が、所どころありました。
 昼休みをした丸亀市内の琴電岡田駅では、午後1時の出発とき、行進地域の責任体制の引き継ぎがありました。琴平町の人から綾川町の人へ代わりました。行進が通過する地域や自治体によって、半日単位の交代もあるのですね。その地域の自己責任体制を、徹底しているようです。
 昼食は、うどん屋でした。私は、徳島でうどんを食べ過ぎたようで、お握りにしました。地元の人は、全員うどんを食べました。香川県は、讃岐うどんのメッカです。行進中に、うどんの話しをよく聞きます。「どこどこの店が美味い」と言う、ひいき話です。香川の人は、1日1回以上うどんを食べるそうです。香川県は水に恵まれず、水稲より麦作が多かったので、うどん好きになったようです。香川県の所どころに、灌漑用の溜池があります。
綾川町役場で町長さん(前列右から3人目)と記念撮影
 行進の終了地点、綾川町役場に着くと、玄関で町長さんから歓迎の挨拶をいただきました。その後、行進者全員を応接室へ招かれ、冷茶をいただきました。
善通寺五重塔の夜景=6月30日撮影
 「平和遍路」の方は、行進が終わった4時半過ぎ、第75番善通寺を訪ねました。案内していただいた地元の市会議員さんは、善通寺の境内を遊び場に育った方でした。子どものころは、五重塔の中に入って遊べたそうです。境内には、五百羅漢がありました。石仏の表情を見ますと、多民族の姿になっています。インド人の表情もあります。仏教が、インドから伝わってきたことが分かります。住職さんは、不在でした。
 善通寺市は、弘法大師誕生の地です。善通寺が第1番霊場でないのは、なぜでしょうか。
 今日の行進参加者は区間により15〜20人で14.5q歩きました。琴平町長さんからは募金とペナントを、まんのう町長さんからはペナントを、綾川町長さんからは募金をいただきました。