竹田昭彦日誌(#46)6月25日(水)
14年続く今治市民の“原爆写真パネル展”
松山市北条支所の「北条市役所跡地」碑で記念撮影
 今日は、松山市北条支所内の行進と、今治市役所訪問と市内行進です。
 松山市北条支所は、旧北条市が松山市と合併する前の北条市役所だったところです。支所の正門前には、「北条市役所跡地」と刻まれた大きな石碑がありました。北条市が松山市に編入された印です。北条市がなくなり、旧北条市民は、どんな思いでいるのでしょうか。石碑の前で、記念写真を撮りました。
 行進は少人数でしたが、それが、目だったようです。行き交う人や車窓の人へ、「平和行進でーす」と声をかけますと、多くの人か手を振って応えられました。少人数だと、見る人の的が、絞りやすく、原爆に反対する平和行進だと一目で分かります。地元の人は、参加者が少ないと気にしますが、国民の賛同はかわりません。続けることが平和への力です。そもそも平和行進は、50年前に1人からはじまリました。
子どもも参加した今治市役所訪問(右壁側が市当局)
 今治市役所訪問には、子どもたちも参加する賑わいでした。ペナントに「今治市」と書いていただき、マトイの束に結んでもらいました。ペナントをいただいたその場で、結んでもらう方式も、心が伝わる雰囲気になると思います。
 今治市の市民平和運動には、「今治市民の原爆写真パネル展」があります。今年で14回目です。今年の会場は市民会館を借りていました。市への要請の中で、広報で開催を知らせて欲しいと要望していました。市側は、「よい」との返事をしそうでしたが、要望者はそれ以上つめませんでした。私は、「この場で返事をもらったら」と言いますと、「3、4日したら市に話しに行く」とのことでした。急がず、じっくり取り組んでいるようです。余計な、口を出しをしてしまいました。今治市庁舎の正面には、「核兵器廃絶平和都市」の大きな垂れ幕がありました。「核兵器廃絶」と書いた役場のものを初めて見ました。普通は「非核宣言」です。分かりやすい表現だと思います。
今治城の内堀際に建立された「原爆死没者慰霊碑」=今治市
 行進では、今治城の内堀の際に建てた「原爆死没者慰霊碑」前で、黙とうを捧げました。碑の背景には、城郭が見える良い場所です。
 今日の宿は、松山から今治に変わりました。今治の皆さんから、夕食歓迎会を開いていただきました。食べ物は海産物が主で、タコの天ぷらが美味しかったです。出席された方に、今治市水道局OBの人がおりました。私の勤めていた横浜市水道局のことも知っておられ、ビックリしました。しばし、水道の話題になりました。今治の水道は、蒼社川の伏流水で、きれいで美味いそうです。水が捺染によく、今治特産のタオルを生んだのです。
 今日の行進は、松山市北条支所内を参加者6人(2人は出発式のみ参加)で1qを、今治市は参加者40数人で3.5qを歩きました。今治市長さんからは募金とペナントを、同議長さんからは募金をいただ」きました。