竹田昭彦日誌(#31)6月10日(火)
合併に伴う「閉町の碑
大方町の「閉町の碑」=黒潮町役場
 今日は、黒潮町役場訪問と町内の行進です。
 昨日、須崎市の宿から高知市の宿へ戻ったので、今日は宣伝カーに2時間乗り、黒潮町役場へやって来ました。
 太平洋に面した黒潮町は、山や台地が連なる地形です。北側隣の四万十町を流れる四万十川が、太平洋に流れるのを阻んでいます。そのため、四国山脈方面から湧き出た四万十川は、直線的に太平洋へ向かえず、低地を求めながら延々と西側へ蛇行を繰り返し、何倍の長さになり、四万十市の中村平野が河口です。四万十川は、蛇行と程よい流速で浄化を繰り返し、清流を保っているのかも知れません。
 黒潮町は、大方町と佐賀町が2006年3月に合併して生まれた新町です。。
 黒潮町役場(旧大方町役場)には、「閉町の碑」が建立してありました。国の合併政策で、旧大方町がなくなり「閉町」したのです。
 「人と自然が輝くまち大方町 夢と希望の新天地黒潮町へ」と題し、碑文には、「少子高齢化により地域の活力の低下が懸念されるなか、国の財政危機に端を発した構造改革は・・・・補助金や地方交付税の削減という手法によって地方行政にとってきわめて厳しい財政運営を強いられ」たと、「閉町」した無念な心情が刻まれてありました。
 役場訪問では、町長さんと町議会の事務局長さんにお会いしました。町長さんとは、「被爆写真展」についての具体的な展示方法などを話しあいました。事務局長さんとは、6月定例議会が直ぐはじまるとのこで、今日、平和行進実行委員会が町議会に提出した陳情書(「日本政府はG8サミットで核兵器廃絶を議題とするよう求める意見書」を採択をして下さい)の取り扱いを話し合いました。議会運営委員会が終わっていたにも関わらず、親切な対応の段取りをしていただきました。
“イラク戦争を宿毛に持ち込むな”のプラカードを持って平和行進
 行進は、午後の5時半過ぎ、役場を出て国道56号線を西へ歩きました。交通量が多いうえ、雨降りで歩きにくかったです。雨天の中で、肩からさげた「イラク戦争を宿毛に持ち込むな」のプラカードが目立ちました。
国道56号線沿いの畑に立つ“9条看板”
 行進途中の畑に立っていた「9条看板」も目立ち、励ましをもらいました。
 今日の参加者は11人で、2q歩きました。黒潮町長さんからは、ペナントをいただきました。