竹田昭彦日誌(#67)7月11日(水)


〈小学生が飛び入り行進〉

名前入りの歓迎=垂水区・垂水商店街
 今日の行進は、神戸市の須磨区と垂水区、明石市です。
 出発地点の神戸市須磨区にある「もどりの塔」あたりは、六甲山系の西の端です。
 山並みが大阪湾にせり出し、狭い海岸線をJR山陽本線、国道2号線、山陽電鉄本線が並んでいます。このあたりの六甲の沢から流れる谷川に、一ノ谷、二ノ谷、三・・・、名称がついています。一ノ谷は、源平合戦の「一ノ谷の戦い」があった場所です。この話を地元の人から聞いたとき、「エッ、ここか」、と驚きました。今日の行進は、一ノ谷から「出陣」です。
 垂水区の商店街の行進では、入口に「おつかれさま! 竹田昭彦さん」の歓迎文字を見ました。ビックリ。嬉しさが、こみ上げてきました。行進しながら、突然のことなので、お礼の言葉もじゅうぶんすることができませんでした。写真を撮るのが、精一杯でした。ありがとうございます。
菅笠を被って行進する小学生=明石市藤江
 明石市へ入った午後の行進では、藤江小学校の生徒の下校時間と重なりました。生徒に、行進者たちが声をかけると、どの子も笑顔で応えます。ここの地域の子どもたちは、人間どうしに壁がないようです。直ぐ、4年生の男の子たちが横断幕を持ち、行進しました。下級生の女の子たちも入りたいが、行進団の人数に圧倒されたのか、列に入らず、脇を一緒に歩いていました。
 他の例では、下校の子どもたちに声をかけても、無表情の校区もありました。なぜ違うか、地元の人に子どもの様子を聞きますと、地域全体で子どもを育てる風土があると言っていました。私が「子どもは村の宝ですね」と話すと、「そうです」とかえってきました。
 この地域は、高校入学に選抜入学制度があり、60%の中学生が適用されることから、「試験、試験で縛られず、子どもがのびのびしている」、との指摘もありました。
行進が終わって、歩いた距離を合算したら、行程表通り、29qありました。後半は、時速5qを超えていました。
 今日の行進参加者は、区間により100〜130人でした。歩いた距離は29qです。訪問した明石市では、市長さんから歓迎と激励のメッセージ(代読)をいただきました。