竹田昭彦日誌(#54)6月28日(木)


〈団地のアップ・ダウンコースを行く〉

「歓迎!国民平和大行進」の立て看板=三郷町
 今日の行進は、斑鳩(いかるが)町、平群(へぐり)町、三郷町、王寺町です。
 朝、斑鳩町役場を出発して、間もなくすると、竜田川と書かれ川の竜田川大橋を渡りました。その、名前が目に入ったとき、百人一首に出てくる歌の竜田川では、と、思い出しました。地元の人に聞いてみますと、「そうだ」、との返事です。今日は、昨日の「奈良観光コース」の余韻が残り、感がさえているようです。地元の人に詠んでいただき、背景の紅葉の山も説明してもらいました。

          ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
          からくれないに 水くくるとは


 竜田川を超えて間もなくすると、団地のコースに入りました。急な上り坂の長い団地です。年輩の参加者もおり、一気に上れません。途中で2、3分休み、上るほどでした。
 今日の行進は終わってみれば、昨日の観光コースとは一転して、アップ・ダウンのきつい団地を数カ所巡る行進でした。このあたりの丘陵地は、大阪府の大都市に近く、大阪へ通勤する人たちの団地として、山を削り、宅造したようです。
沿道の人たちと握手を交わす
=三郷町「あかねの里」
 地域の人たちは、平和行進の取り組みが熱心でした。各所に「歓迎!国民平和大行進」の立て看板(写真)がありました。行進が通る各戸には、通過予定時間を知らせる案内書(裏面は国連への署名用紙)を、配布してありました。署名用紙を持って、待っている人がおりました。また、行進が来るのを待っていて、参加する人が多くありました。まさしく、1歩、2歩・・・の参加です。昨年より、行進者が増えたそうです。今後の発展を願っています。
 平群町では、婦人の方から、「お身体に気を付けて 広島まで一歩一歩 みんなの平和の願いを届けて下さい 一緒に頑張りましょう」平群町有志、と上書きされた封筒をいただきました。封筒には、カンパが入っていました。毎年、通し行進者に渡しているそうです。ありがたくいただきました。行進が通る地域の皆さまから、カンパをいただいたのは、初めての経験です。宿代などの一定額は、東京を出発する前に、私的に一括払いしていますが、洗濯代などかかるので、有効に使わせていただきます。
 平群町の皆さま、誠にありがとうございます。
 今日の行進参加者は、区間により20〜60人でした。歩いた距離は14qです。
 訪問した平群町では、町長さんからのメッセージ(課長代読)と議長さんからの歓迎の挨拶をいただきました。
 三郷町では、町長さんからのメッセージ(副町長代読)をいただきました。
 王寺町では、職員30人余の出迎えを受け、町長さんからのセージ(部長代読)をいただきました。