竹田昭彦・日誌(#01)・4月20日(火)    

西本あつし墓・参り
核兵器禁止条約発効を報告

JR国定駅から両毛線沿いに西本あつし墓がある養壽寺へ向かって平和行進
=2021/04/20
、伊勢崎市
全国通し行進者(右から)山内、渡邉、山口、
米山、五十嵐の各氏と筆者
=2021/04/20、伊勢崎市・養壽寺
 4月20日、群馬県伊勢崎市国定町の養壽寺(ようじゅじ)に眠る、西本あつしさんのお墓参りをし、核兵器禁止条約発効の報告をしました。
 天気は、晴天で、風もなくおだやかでした。
 お墓参りは、2015年に始まり、今年で7回目です。
 参加者は、全国通し行進の経験者有志で、東京の山口逸郎さん、五十嵐成臣さん、渡邉正郎さん、山内金久さん、神奈川の米山幸子さん、竹田昭彦、映画「一歩でも 二歩でも」の監督で東京の有原誠治さん、そして地本の方4人の計11人です。地本の1人は、県北の中之条町議会議員の山田みどりさんで、初参加を喜んでいました。

 毎回、JR両毛線の国定駅から墓地までの1.6㎞を、平和行進しています。年頭の第1歩です。行き交う車両に手を振ると、数台の車窓から賛同の手が振られました。今年は、アピールの横断幕を3つ持ったので、目立ったようです。
 墓前では、核兵器禁止条約発効の幕を掲げ、山内さんのトランペット演奏ではじまり、焼香をしました。天空で見ていたていた西本さんは、たいへん喜ばれたと思います。
 掲げた「祝 核兵器禁止条約発効」の幕は、京都府宇治市の俊正和寛さんと妻のとし子さんから贈られました。とし子さんは、通し行進者をされた方です。赤色紙に墨筆の「核兵器禁止条約発効元年」は、山内さんの書です。

 1958年、最初に平和行進をはじめた西本敦さんが、広島市の平和公園から東京へ向かってから63年、核兵器禁止条約が発効しました。私が2001年、全国の通し行進者を始めたときは、考えられませんでした。被爆者を先頭に日本国民や世界の人々が、粘り強く訴えてきた核廃絶運動が、国際条約として核兵器に悪の烙印を押しました。
 今、世界中で大問題となっている、資本の利潤追求による生態系破壊や
貧富の格差拡大を改める運動などと結び、核兵器も戦争もない世界を目指したいと思います。
* 2021年 原水爆禁止国民平和大行進の「全国通し行進ならびに国際青年リレー行進」は、コロナウイルス
  感染の収束が見通せないことから中止となりました。
* 全国各地域の行進は、コロナ感染防止対策をした方法で実施します。

 
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